トロイの木馬の話とラオコーンの彫刻
今日は令和4年7月16日。
※ここでも道草 「トロイの木馬」の話はどんな話だったけなあ(2022年7月14日投稿)
☝ この記事で紹介した動画の中で、
ラオコーンに関するところが印象に残りました。
(7分11秒からです)
木馬をトロイの城壁内に持ち込むことに対して、
神官ラオコーンが反対をします。
その途端、海から大蛇が現れて、
ラオコーンの2人の息子を噛み殺し、
ラオコーン自身も海に引きずり込まれてしまいます。
これは、トロイの王子パリスに、
最も美しい女神に選ばれなかったアテナが、
ギリシャ側に味方して、ラオコーンをおとしめたと言われています。
ラオコーンにとっては災難ですね。
この話が印象に残ったのは、
この彫刻☟と話がつながったからです。
この彫刻は有名です。
ギリシア神話のトロイ戦争の話がモチーフだったのですね。
上記のWikipediaによると、この彫刻は、
1506年に、地中から発掘されたものだそうです。
そりゃあすごい。
古代ギリシャで造られた像を真似て、古代ローマ時代に造られたものか、
古代ローマ時代独自のものかは、わかっていないそうです。
さらに深堀勉強。
(生徒には夏休みの宿題で、1学期に習ったことの深堀勉強を課しました。
ノート2ページです。教師も自らやらなくては・・・)
この動画が勉強になりました。
YouTube: 【出土の奇跡】楽しく解説!美術講座、天才彫刻家ミケランジェロを変えた2000年前の匠!
特に12分からのネタに注目。
この動画では、ラオコーンの彫刻を依頼したのは
古代ローマ人だという説を紹介していました。
なぜ古代ローマ人は、ラオコーンの彫刻を注文したのか。
ここで前記事の映画「トロイ」のシーンを思い出します。
木馬によってトロイの街は焼かれてしまうのですが、
そこから脱出した人たちがいました。
王子パリスから、トロイに伝わる宝剣を託されたのが、
アイネイアスという青年でした。
ちょい役でしたが、重要な人物でした。
アイネイアスが逃げ延びて、イタリア半島に行き、
古代ローマを建国したというのです。
古代ローマ人は、トロイの末裔となります。
そしてラオコーンは、先祖のトロイの人たちに
正しいことを言った神官となります。
英雄になるのです。
だから、ローマ人は、ラオコーンの彫刻を依頼したわけです。
ここにも面白い話をありました。
動画で勉強するのもありだと、強く思います。
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