番画〈766〉〈767〉:亀の前事件 遣唐使は書物をたくさん持ち帰った
今日は令和4年3月31日。
令和3年1月1日に始めた「番画」も
この記事で最終回。
映像を見て、勉強して、授業に活かそうという魂胆でした。
〈766〉大河ドラマ「鎌倉殿の13人 12 亀の前事件」
(2022年3月27日放映)
〇北条政子の嫉妬によって引き起こされた亀の前事件。
三谷幸喜さんは楽しそうに描いていた。
ここでも源義経が悪さをする。
戦ができなくて鬱屈した気持ちが出ていた。
このため込まれたエネルギーで、平家打倒に挑むことになるのであろう。
〈767〉「歴史探偵 遣唐使 極秘ミッション」
(2021年12月1日放映)
〇今から1300年前の奈良時代、
宇宙飛行士のように冒険をした人たちがいた。
遣唐使
〇有名人として・・空海、阿倍仲麻呂、最澄
〇使命は唐から政治制度や文化を持ち帰ること。
〇平城宮跡にある遣唐使船 全長30メートル 復元したもの。
これって昔、見に行ったよな。
※ここでも道草 日帰りで奈良へ6・・・遣唐使船(2010年8月10日投稿)
12年前だった。
大使、留学生、僧、船乗りなど、多い時には160人が乗った。
ぎゅう詰めだった。
〇食料 ほしいい(糒) 一度乾燥させたお米
飲料 長い航海の時は1人1日0.7リットル。
〇教科書では「しばしば遭難した」と書かれているが、
意外に成功している。
中国からの帰り 成功率は76%
日本から中国に行くのは 成功率92%
〇いかに早く中国に行けるかを考えていた。
風向きなどの条件で考えると8,9,10月がベスト。
実際にその時に出かけている。当時の人たちはちゃんとわかっていた。
〇東シナ海の荒波に耐えるために、船底には隔壁が設けられた。
中国の最先端の技術を学んで建造した。
〇唐の都の長安 平城京や平安京のモデルになった都市
〇唐の皇帝は、遣唐使に生活費を渡していた それは絹
絹を金に替えていた。
〇遣唐使が唐から持ち帰ってきたもの
ぶどう みかん なす 茶 豆腐 醤油のもとになった「ひしお」
〇遣唐使の留学生は20年、唐で勉強をした。
〇遣唐使は、最先端の知識を記した書物を持ち帰ることが大事なミッション。
書物は高価だったので、書き写すことも行われた。
資金繰りに行き詰る。
どうやって解消したか。
墓誌(亡くなった人の業績を記したもの)
墓誌の文章を書くことをアルバイトで行って資金を得た。
吉備真備が書いた墓誌
吉備真備はとびぬけた筆さばき 注文が殺到した
それが収入となり、書物を手に入れたり、生活費になった。
〇書物は日本の制度や文化を発達させた。
大宝律令の制定
玄昉(げんぼう) 経典を持ち帰る 大仏建立
〇書物はまさに宝だった
唐で出版された本の半分が日本にあった。
大量の書物が運ばれたので、長安⇔日本は「ブックロード」と
呼ばれる。それは初耳だ。
〇恋愛小説も持ち帰る 源氏物語、井原西鶴、近松門左衛門、
高杉晋作にも影響を与える。
〇遣唐使や使節団は、疫病も日本に伝えた。奈良時代。天然痘。
総人口の3割が死亡 パンデミック
鬼の仕業と考えられていた 鬼を封じ込めるための土器が作られた。
〇吉備真備 中国の神をまつって疫病を封じ込めようとした。
牛頭天王
〇吉備真備 国の復興 人材の育成 教科書はやっぱり唐からの書物。
疫病ですさんだ国土を復興させるために墾田永年私財法。
墾田永年私財法にそのような意味合いがあったことを知る。
以上、番画の最終回でした。
15カ月で767番画。
1カ月で51番組強。
遣唐使の頃の書物のように、日々放映されている番組・動画も
貴重な勉強の機会です。
番画シリーズは終了しますが、番組・動画から勉強することは、
継続していきたい。
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