「日本怪死人列伝」① 3章ずつ4日間で読破
今日は令和3年9月16日。
この本を読みました。
「日本怪死人列伝」(安部譲二著/産経新聞社)
面白い本でした。
読みだしたのが平日の月曜日だったので、
本ばかり読んでいるわけにはいきません。
面白い本でしたが、自分を制御しました。
全12章の本でしたが、毎日3章だけ読むことにしました。
月・火・水・木と4日間で読み切りました。
人間は永遠には生きられないのだが、戦争に限らず当人の望まない
非業の死を迎えられた方たちを思う時、私の心は重く、暗くなって
しまうのだ。
特に戦後の日本では、マスコミによって伝えられた人間の死に対し
て、特に死因や死に至った状況に、どうにも納得の行き兼ねること
が、数えあげれば無数にあって、私の顔を青ざめさせる。
私は多くの悼(いた)ましく、被害者の死因が疑わしく釈然としな
い事件の中から、12を選んで、その状況を検証することにした。
その12の事件はいずれも、マスコミが事実として伝えたことや、
推定したことと、真実はかなりな部分、違っていると私は確信して
いる。
(6~7p)
読み終えた後に、この「はじめに」の文章をよむと納得します。
書いた通りのことを安部譲二さんは書いています。
死人に口なしだが、証拠は残る。
直接の証拠、有無を言わせない証拠ではなくても、裁判をするので
はないから私は構わない。
傍証で充分なのだ。
傍証を積み重ねることで、事件の本当の姿が見えてくる。
私は検事でも判事でもない一介の作家だ。
判決を出すつもりは毛頭ない。
自分自身の心証を得て、読者に共感していただければ、それで満足
なのだ。
(8~9p)
共感しながら12章を読みました。
その12章を書き並べて、この記事を終えたい。
1.朝日新聞阪神支局襲撃事件
2.新井将敬
3.下山事件
4.永野一男 豊田商事会長
5.尾崎豊
6.田宮二郎
7.力道山
8.村井秀夫 オウム真理教幹部
9.帝銀事件
10.元大鳴戸親方
11.ロッキード事件 田中総理運転手 笠原政則
12.御巣鷹山の五百二十人
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