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2021年8月21日 (土)

「天空の星たちへ」① 青山透子さんが追及している理由

    

今日は令和3年8月21日。

    

ワクチン接種による副反応の発熱・眩暈は、

今朝になったら治っていました。

今日も父親を病院に連れて行く予定だったので、

今度は無事ミッションを終えることができました。

  

発熱・眩暈でも読んでいたこの本を読み終えました。

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「天空の星たちへ」(青山透子著/マガジンランド)

   

上記amazonの本紹介を引用します。

  

1985年8月12日に起きた日航ジャンボ機墜落事故。乗員乗客524名、

死者520名、生存者4名。単独航空機事故としては世界最大規模の

事故となった。

元日本航空スチュワーデスが描く、日航ジャンボ機墜落事故の記憶。

事故機には同じグループでフライトをしていた先輩方が乗務していた

・・・・・・。

操縦不能になった機内。「墜落」という逃れられない現実、

突然目の前に「死」という恐怖が迫る。飛行機に異常が発生して、

酸素マスクが落下し、大きく揺れ動く機内。恐怖にさらされた中で、

最後の最後まで冷静に働いたスチュワーデスたち。

乗客に不安を与えず、冷静にエマージェンシー対応を行った。

「死」を覚悟して遺書を残した乗客がいたことも知られているが、

最後まで望みを捨てず、

「不時着」に備えてメモを残したスチュワーデスがいた。

飛行機を立て直すコックピットの懸命な努力。

極限状態の中で懸命にプロの仕事をまっとうした乗務員の姿がそこにあった。

なぜ墜落事故が起きたのか、なぜ墜落現場の特定が遅れたのか・・・・・・

25年経っても消えない疑問。当時の新聞から見えてくる新たな疑問。

矛盾する事故原因。

上野村元村長、地元消防団員、歯科医師ら、当時を知る関係者への

取材を含めた長編ノンフィクション!

  

 

この本からの引用です。

   

あの事故から25年が経ち、今こそ歪みのない心で正面から見つめ

直すべき時期にきているのではないか。

航空機事故調査報告書に記された事故原因の欄には、たった8行の

中に『推定される』という言葉が三度も出てくる。つまり、いまだ

に真なる事故原因は不明のままなのだ。

元日本航空の社員として思う加害者側の気持ちと、乗客と運命を共

にした客室乗務員たちの被害者側の気持ちが入り混じる。

自分の果たすべき役割は何だろうかと心の奥で問いかける。

今出来ることは、空港の現場で走り回る教え子たちや世界の空を飛

び回る彼女たちに、あの時の客室乗務員たちを知る人間として、当

時の状況を、そして真実を伝えることではないか。

(18p)

   

この本が出版されたのは2010年のことです。

青山さんは、「今出来ること」をこの本でも、

そしてそれ以後出版された本でも実行しているのだと思います。

   

  

前山さんから教えられた一番の機内サービスとは、

「日本航空のお茶が美味しくなければ話にならないでしょ。味が良

く出るように、心を込めてしっかり入れてね」である。

その意味は、茶道で求められるような一期一会の心遣いだったかも

しれない。

(72p)

  

青山さんが先輩から教えてもらったことです。

なるほどと思いました。

  

  

すべてが運命だ、というだけでは片付けられない。

520人もの命を奪ってしまったその事実は、私たちに何を投げか

けているのか。

ただひとつ言えることは、乗客や乗員を知る残された者たち、そし

て事故に関わった者たちもあの瞬間、大きな宿命を背負った、とい

うことである。

そして私の果たすべき宿命とは何かーーー。

突然起きた事故の原因も分からずに、必死に仕事をしながら亡くな

っていった先輩たちを想う時、もしそれが私であったなら、一番知

りたいことは何か。

あの時、一体何が起きたのか、なぜ死ななければならなかったのか

ということだ。

今、私に出来ることはこのことを調べて先輩たちへ伝えることでは

ないか。

そして、この事故とかかわった者たちにとって、それが残された人

生への重い課題かもしれない。

(126~127p)

   

青山さんが思いをあらたにした文章です。

なぜ事故原因について追及をしているのかが、

この本を読んでわかりました。

  

ここも読んでみました。

青山透子公式サイト日航123便墜落の真相

 

    

つづく

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