「万波を翔る」堀利煕
今日は令和3年7月20日。
前記事に引き続きこの本のことを書きます。
「万波を翔る(ばんぱをかける)」
(木内昇著/日本経済出版社)
この本は面白いけど、社会科教師の責任を感じます。
210pまで読み進めましたが、
新たな人物に注目しました。
堀利煕(としひろ)です。
前記事で書いた横浜開港でも活躍した幕府の役人。
諸外国との交渉にも力を発揮した人として描かれています。
プロイセンとの交渉の最中に自裁(じさい)します。
自裁は「自決」と同じ意味でした。
命をかけて交渉に臨んでいたと小説では読み取れます。
幕末の幕府と外国との交渉は簡単ではなかったのです。
それなのに社会科の先生は簡単に教えています。
知らないのは罪ですね。
堀利煕については、ここが参考になりました。☟
※今日は何の日?徒然日記 外交交渉に命を懸けて…堀利煕の自刃
優秀な人だったようです。
教科書には載らない人ですね。
こういう人がいたことを知った上で教えると、
きっと授業が違ってくると思います。
555pの大作。
次はどんな人と出会うかな。
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