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2021年2月 6日 (土)

番画:「英雄たちの選択」宋銭と清盛/大河「平清盛」平治の乱の戦い

   

今日は令和3年2月6日。

  

平清盛の番組を2本連続見ました。

番画です。

  

〈77〉「英雄たちの選択 平清盛のマネー革命 

  銭の力で新時代をひらけ!」(2020年7月29日放映)

  

〇番組を見て印象に残ったことを、若干調べて、まとめる。

〇平清盛が政治の中心になり上がった頃、

 中国の宋(南宋)が世界経済の中心であった。

〇南宋は、宋銭を大量に流通させて、

 銭を使って商品を購入する世界を作ろうとしていた。

 それは現代のような世界である。

 宋銭は、現代の米ドルのような世界通貨でもあった。

〇日本の場合は米や絹で支払われたり、

 他の物と交換することが行われていた。

〇銭がなかったわけではなく、いろいろな銭が作られ流通が試みられた。

 しかし経済が未熟で、銭は流通しなかった。「皇朝十二銭

〇平清盛は、宋銭を日本に流通させようとした。

 清盛は日宋貿易によって得た宋銭を利用した。

 宋銭の流通は、平家政権にとって有利であった。

〇宋銭の流通によって、当時の朝廷が財政の基本にしていた絹の価値が

 目減りした。そのため朝廷は宋銭の流通に反対であった。

 平清盛と後白河法皇との確執は、このことが理由の一つであった。

〇平安時代に宋銭は公認されなかったが、

 鎌倉時代になり宋銭はより流通し、幕府も朝廷も公認するようになる。

 

〇このような視点で平清盛を見たことはなかったので、新鮮であった。

 宋(南宋)の実力も勉強になった。

  

  

 

〈78〉大河ドラマ「平清盛 27 宿命の対立」

  (2012年7月8日放映)

 

〇9年前の大河ドラマが授業で役に立った。

 平治の乱で平清盛と源義朝が戦ったところまで説明して、

 この番組で戦いの様子を授業で見せた。

〇この番組については、2年前に記事にしている。

ここでも道草 「平治の乱」を大河ドラマ「平清盛」で教えたい(2019年1月28日投稿)

〇このタイトル通りのことを先日実施した。

 記事には続きがある。

ここでも道草 平重盛「3つの”平”」/源義平「4つ目の”平”」(2019年1月29日投稿)

ここでも道草 平治の乱/飛んでくる矢を払うシーンが目立った(2019年1月30日投稿)

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ここでも道草 「武士は勝つことじゃ」と言った平清盛(2019年1月30日投稿)

〇なかなか見ごたえのある回である。

   

〇映像を使った授業の良さはこういう展開だと思う。

 平清盛と源義朝が戦ったと言葉・文字だけではイメージがわかない。

 しかしこの番組を見せることで、生徒は顔、鎧、武器を見ることができる。

 戦場、作戦を見ることができる。

 実際にあったことだと想像できる。

〇大河ドラマは多くの制作費がかかっている。

 多くの人たちの協力で出来上がっている。

 9年前の7月8日に放映されただけではもったいない。

 私は授業で利用させてもらっている。

 とてもありがたい。

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