「1分間だけ」① 「世話」ではなくて「介護」
今日は令和3年2月17日。
この本を読みました。
「1分間だけ」(原田マハ著/宝島社)
感動しました。
ネタバレしたくないので具体的に書かないけれど、
278~279pで特に感動しました。
すごいなあ作家さんは、
文字だけでこんな感動の空間をつくり出してしまう。
映画化したらいいのにと思っていたら、
とっくに映画化されていました。
2014年の5月公開のようです。
本が発行されたのが2007年のことだから、
私はぐっと後追いしているのです。
勤務校の図書館で、ふっと手にした本です。
原田マハさんの本をまた読んでみたいと思って、
原田マハさんの本のコーナーからすっと選びました。
最初は表紙に写っているのが犬の顔だとは気がつきませんでした。
読みだして、犬だとわかりました。
犬好きの人の話でした。
犬を飼っていないし、犬好きでもないけど、
話に入れるかなと最初は思いましたが、大丈夫でした。
飼い犬が病気になれば、仕事もままならないことも
よくわかりました。
残念ながら飼い犬は死んでしまいますが、
飼い主に、獣医師が声をかけます。
「仕事と介護の両立で、ずいぶん苦労されたことと思います」
(285p)
「介護」という言葉に納得でした。
この本を読む前だったら、
「介護」ではなくて「世話」だったでしょう。
この本を読むと、「介護」で納得なのです。
もう読んでいる方もいるかと思いますが、
まだ読んでいないのなら、お薦めの本です。
もちろん、目の前にいる中学生にも勧めます。
「図書館にいい本があるよ」
私は次は映画が見たい。
アマゾンプライムビデオであるかな?
あった!☟
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