「ボクはやっと認知症のことがわかった」① 夫婦の会話が増えたと思えば、認知症も悪くない
今日は令和2年8月4日。
予定通り、今日、この本を読み終えました。
「ボクはやっと認知症のことがわかった」
(長谷川和夫著・猪熊律子著/KADOKAWA)
ボクは、愛知県東春日井郡(現・春日井市)で生まれ・・・
(75p)
同じ愛知県生まれと知って、親近感が湧きました。
「認知症のパーソン・センタード・ケア」(クリエイツかもがわ)
という書名で邦訳が出ている。
(78p)
長谷川さんが認知症ケアをどのようにしていったらいいかと
探っている時に、参考になった本でした。
出版社が村上公也さんの本を出している同じ会社だったので
目に留まりました。
認知症の人とのかかわり方で、ご家族からこちら(医師)が教え
てもらうこともたくさんありました。認知症の人は何度も同じこと
を尋ねたりしますが、男性の認知症の患者さんと一緒に来られるご
家族に、「奥さま、たいへんですね」と話しかけると、「うちの人、
無口だったのが、今ではしょっちゅう同じことだけど聞いてくるの。
同じ答えをしてればいいので楽です。夫婦の会話が増えたと思えば、
認知症も悪くないですよ」といって笑われたのです。それが印象的
でした。
(86p)
これは共感します。
我が家では毎週、似たような会話が認知症の父親と行われます。
ちょっと父親には酷だなあと思う会話が一つあります。
母親は12年前に亡くなっているのですが、よく聞いてくるんです。
夕飯時、みんなが食卓に集まってくると、
「〇〇さんはどうしたかな。姿が見えないけど」
奥さんを探すんです。
私「おばあちゃんは死んじゃったよ」
父「え、死んだ!そうだったかな。何年経つんだ?」
私「12年だよ」
父「そうか、12年も経つんだ」
こうやって会話は終わるのですが、
毎回父親にはショックを与えているので、
体には良くないなとは思っています。
今晩はここまで。
おはようございます。
特養に入っている母とは、コロナのため近くで会うことができません。認知症の具合が心配です。
家で一緒に過ごしていた頃の対応がどうだったのか心配です。早速図書館で予約しました。
投稿: ハマコウ | 2020年8月 5日 (水) 05:17
参考になる本でした。
お薦めです。
今度長谷川さんが書いた絵本も読んでみようと、
図書館に予約しました。
図書館はありがたいです。
「読みたい」と思ったら、
すぐに応えてくれます。
投稿: いっぱい道草 | 2020年8月 5日 (水) 17:14