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2020年7月 5日 (日)

「目くじら社会の人間関係」③ 何か突き抜けた杭になってみたいな

   

今日は令和2年7月5日。

  

前記事に引き続き、

「目くじら社会の人間関係」(佐藤直樹著/講談社+α新書)

から引用していきます。

  

 日本では「出る杭は打たれる」のかもしれない。しかし「出すぎ

た杭は打たれない」という言葉もある。いま必要なのは、この「出

過ぎた杭」になる勇気である。

(61p)

    

これは最近、この動画で同じ答えを聞きました。


YouTube: イチロー、「結婚はギャンブル」「嫌われるの⼤好きです」名言連発でみんなの悩みを解決! SMBC日興証券「おしえて!イチロー先生」

Photo

Photo_2

Photo_3  

自分のやってきたことで、突き抜けたことってあるかな。

思い浮かびません。

これからでもいいので、何か突き抜けることをやってみたいなあ。

  

  

 要するにニッポンという国は、第6章で詳しく触れるように、先

進工業国のうちで犯罪率は非常に低いが、自殺率は高いし、ギャン

ブル依存症も非常に多いのだ。きわめて治安がよく安全な国なのだ

が、おそらく人々のかかえるストレスは半端ではない。半端でない

から、ギャンブルに走ったり、自殺に追い込まれたりする。

(63p)

  

その第6章からの引用です。☟

 

 現在、日本では年間2万2000人の自殺者がいる。

 この数は殺人事件で死ぬ人間の数(年間約300人)よりも、交

通事故で死ぬ人間の数(年間約4000人)よりも、はるかに多い。

まさに後期近代に突入した「再埋め込み」の時代といえる1998

年に、自殺者数が3万人を超え、それが2011年まで続いた。少

し減っているとはいえ、日本の自殺率は、先進国のうちで最悪であ

る。(中略)

 ところが犯罪率を国際比較すると、まったく逆の結果となる。

(中略)

 先進国に限らず、日本はおそらく世界で一番安全で治安が良い国

である。

 つまり日本は、危害のベクトルが、他人ではなく自分に向いてい

る。要するに、他人を殺す代わりに自分を殺す。アメリカなどはま

ったく逆で、自分を殺す代わりに他人を殺す。危害のベクトルが他

人に向かうのである。

(193~194p)

  

  

 日本人は家庭で親から、「他人に迷惑をかけない人間になれ」と

いわれて育つ。これは「他人とは違う個性的な人間になれ」といわ

れて育つ西欧社会の家庭とは、まるで違う。

「他人に迷惑をかけない」ということは、法律に違反するような犯

罪行為をするなという意味ではない。犯罪行為にいたる以前の、「

世間」のルールを遵守せよという意味である。西欧社会においては、

「世間」が存在しないから、日本では「世間」のルールに反するよ

うな行為であっても抑止されない。ところが日本では、「世間」の

ルールに反する行為は強く抑制される。

 きわめて強い自己コントロールが働くのだ。

(194p) 

  

  

危害のベクトルが自分自身に向くというのは、

確かにそうだと思います。

それは日本独特のものなのですね。

自殺者の多さには驚きます。

どうにかしなければいけないことだと思います。

  

自分のことを客観視できる状況にしてあげるのがいいのですが、

心療内科に積極的に行って、

客観視できるまでの時間をかせぐのがいいと思います。

私は今回うまくいきました。

  

  

つづく

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