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2020年5月 5日 (火)

「アナザーストーリーズ 東海村臨界事故」① 放射線によって染色体が破壊された

 

今日は令和2年5月5日。

  

以前は、「仕事が忙しいから本を読んでいる暇はない」

「本を読むのは諦めて、テレビ番組を見て勉強をしよう」

そう思っていましたし、そんなことをブログに書いたことも

あったと思います。

でも今回の休職で、読書のある生活にシフトしました。

 

時間は限られています。

読書の時間が増えた分、何かを減らさなくてはなりません。

それがテレビ番組を見る時間。

そしてテレビ番組のことをこのブログに書き留める時間です。

  

でもこの番組は書き留めたいと思いました。

2019年12月3日放映の「アナザーストーリーズ 

東海村臨界事故 終わらない闘い」です。

1時間の番組ですが、その中の1/3を紹介します。

  

〇東海村臨界事故が起こったのは1999年9月30日だった。

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〇ウラン濃縮作業が手作業で行われていた。

 作業員は臨界の危険性について知らされずに作業をしていた。

※臨界=核分裂反応 放射線が放出される

〇臨界が起こって、青白い光が放たれ、2人の作業員は大量の

 放射線を浴びた。

Rimg2197  

〇作業員の治療に当たったチームのリーダーが前川和彦さん(78歳)。

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〇前川さんは東京大学医学部付属病院の医師だった。

 作業員の大内久さん(当時35歳)は、

 被曝3日目に前川さんのいる東京大学集中治療室に運びこまれた。

〇大内さんは妻と息子の3人家族。

〇大内さんの被爆量は、一般人の年間被曝限度量の2万倍。

〇大量の被爆をした大内さんだったが、意識があり会話もできた。

 バイタルサイン(体温や呼吸数など)も正常だった。

〇「助けられるんじゃないか」「助けるぞ」と治療の手助けに入った

 山口芳裕さん(杏林大学医学部付属病院医師)は思った。

 しかし、こんなに大量に被曝した患者を診た医師は

 誰もいなかった。

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〇大内さんの染色体を見て、放射線の本当の恐さがわかる。

 正常な人の染色体。☟ 1つのくびれがある。

Rimg2201  

〇被曝した患者(大内さん)の染色体

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〇染色体は断ち切れたり、合わさったりしていた。

 くびれが2つになったり、3つになっているものもあった。

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〇染色体が放射線によって破壊されていた。

 これが何を意味するか?

 ↓

〇人は遺伝子情報を持つ染色体によって新しい細胞を作りながら

 生きている。

 大内さんは新しい細胞を作れない体になっていた。

  

 

これはとても恐ろしいことです。

次の記事につづく。

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