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2020年4月19日 (日)

「実践 ことばキャンプ」③ 世の中にはいろいろな視点があって、正解は1つではない

  

今日は令和2年4月19日。

  

4月16日の記事に引き続き

「コミュニケーション力を育てる 実践 ことばキャンプ」

(高取しづか著/主婦の友社)  より引用していきます。

  

少し長いけど、書き留めたいと思った文章です。

  

 子どもたちは、限られた狭い世界で暮らしています。家族、幼稚

園や学校、おけいこ事・・・・。それに学校教育では、多くの場合、

正解を求められるので、正解は1つと思っている子どもたちです。

 でも世の中に出れば、たくさんの人がいて、多種多様な価値観が

あります。世界には住まい方も、食べ物もまったく違う人々の暮ら

しがあります。

 子どもたちに広い社会のことを話しましょう。別の視点があるこ

とがわかれば、視野が広がり、考える選択肢がふえてきます。子ど

もたちと同じ年齢の世界の子どもたちがどういう状況にいるかにつ

いて、話してあげたことはありますか?ネパールでは、月に5万円

で小学校の運営ができるそうです。アフリカでは約100円ではし

かのワクチンが買えるそうです。それらは世界の人たちの寄付で運

営されたり、命が助かっています。こんな話をして、子どもたちか

ら意見を聞いてみましょう。

 また、自分の仕事の話をしてあげてください。大人の仕事が世の

中や社会の動きとどう関係しているか、生きた教育になるのです。

また、失敗した経験についても話してあげましょう。

 世の中にはいろいろな視点があって、正解は1つではないことを

知っておくことは、少々のことでは動じないたくましさを身につけ

ることになるのです。

(25p)

  

いろいろな視点を与えることは、大小いろいろできると思います。

休校中ですが、生徒との交流をはかりたいです。

交流すれば、生徒に何か新しい視点が加わると思います。

交流しないなんて、教師は役割を果たしていないことになります。

  

先生たちで休校中の宿題を作成して、先日生徒の家に届けました。

その宿題には、担任のメッセージを添えました。

  

今度は、入学式・始業式の日に撮った写真を

届けるのはどうでしょう?

黒板アート風の絵の前で生徒を撮った写真です。

 

その次は、担任4人の顔写真を届けるのはどうでしょう?

新入生にとっては、担任の先生とは

ほんの少しの時間しか出会っていません。

休校中に、担任の顔になじんでもらうのもいいと思いませんか。

  

感染防止で自粛しつつも、小さな交流をしてみたいです。

こちらが実行したことが、生徒に新たな視点を与えることになると

考えます。

    

つづく  

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