2020福島報告(9)中間貯蔵工事情報センター 運び込みは来年度に完了予定
今日は令和2年3月1日。
中間貯蔵工事情報センターの中で撮影したものです。☟
除去土壌等の量を示しています。
グレーの市町村は、すでに輸送が完了した場所です。
予定では、2020年度中に完了するとのことでした。
輸送量については次のサイトで見ることができます。
※中間貯蔵施設情報サイト 福島県全体の除去土壌の輸送量・割合
今日現在で次のように示されていました。
2019年度に計画された量の88%が、
中間貯蔵施設に運び込まれたようです。
中間貯蔵施設に運び込まれたフレコンバッグは
どのように処理されているのか。
センターでいただいたパンフレットには、
次のように説明されていました。
受入・分別施設では次のような工程を経ます。
フレコンバッグを破砕し、ふるい機を使って
可燃物と土壌に分けます。
その土壌は、土壌貯蔵施設に運び込まれます。
今回、このセンターでは、係の方が丁寧に説明してくれて、
こちらの質問にも答えてくれました。
見学が有意義なものになったのもその方のおかげですが、
ひとつ解決できていないことがありました。
その時に説明を聞いたにもかかわらず、
後で振り返った時に、理解していなかったと思ったことです。
この土壌貯蔵施設は、しっかりした遮水シートが敷かれていて、
施設内の水が地下水に染みていくことを防いでいました。
土壌が保有していた水は、上の図で行くと保有水等排水管によって
浸出水処理施設に集められます。
この施設で、どのような処理が行われるかが、理解していなかったです。
お礼メールをした時に、失礼ながら再びお尋ねしようと思います。
中間貯蔵工事情報センターには次のようなコーナーがあります。
ここでかつての熊町小学校を見ました。
行くことが困難な場所の最新映像を見ることができるコーナーでした。
以上で、中間貯蔵工事情報センターの報告でした。
2011年3月の福島第一原発の大事故は残念なことですが、
その後始末のために、廃炉であり、除去土壌の片づけであり、
現場は安全確実を心がけて、一生懸命取りくまれていることを
感じました。
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