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2020年2月 7日 (金)

「名鉄ディープ」① 「蒲郡」は「かまこおり」だった

  

今日は令和2年2月7日。

  

地元密着の本を読みました。

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名鉄沿線ディープなふしぎ発見」(小林克己著/

じっぴコンパクト新書)

  

地元の学校なら授業で使えそうな話が載っていました。

  

最初は最後の章に載っていた「蒲郡」の話。

  

本来の読み方ではない名称が、間違われたまま定着し、いつし

かそちらのほうが正式名称となってしまった面白いルーツを持

つのが蒲郡である。

(中略)

蒲郡の地名は、1886(明治19)年、「蒲形(かまがた)

」と「西郡(にしこおり)」が合併した際、新しい名を蒲形の

「蒲(かま)」と、「西郡」の「郡(こおり)」のそれぞれ一

字取ってつけたものだからだ。そのままの音にしたがえば、「

かまこおり」となる。

ではいつから「がまごおり」となったのか。それは1888(

明治21)年、国鉄蒲郡駅ができたときである。切符に駅名を

印字するにあたり、ローマ字表記の「K」と「G」を間違えて

しまった。そのため「KAMAKORI」とするところが、「

GAMAGORI」となり、駅長もそのまま「がまごおり」と

アナウンス。いつしか「がまごおり」が広く知られるようにな

ってしまったのだ。

その後「K」と「G」どちらが正しいかを巡って論争が起こっ

たそうだが、結局国鉄の影響力は覆せず、「がまごおり」で落

ち着いたという。

(172~173p)

 

知らなかったなあ。

不思議なのは「西郡」の「西」を使わずに「郡」を使ったこと。

普通は最初の文字を使いそうなものです。

「かまこおり」という読みは、言い辛いところがあるため、

濁音にはなりやすいと思います。

間違いではあっても「がまごおり」が言いやすかったので

生き残った可能性もあるなと思いました。

  

  

つづく 

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