「イタリアン・シューズ」② 森林伐採車が目の前に現れた
今日は令和2年2月7日。
前記事に引き続き、
「イタリアン・シューズ」(ヘニング・マンケル著 柳沢由実子著
東京創元社)でより引用します。
突然、野生の巨大動物のような森林伐採者車が目の前に現れた。
私は急ブレーキを踏み、雪溜まりの中に突っ込んだ。怪物を運
転していた男が車から降りてきて、私の車を後ろから押してく
れた。何度目かの試みで車はようやく雪溜まりから抜け出した。
私は車を降りた。男は筋肉が盛り上がった頑丈な体つきで、片
方の口端からは噛みタバコの汁が流れ出ていた。男はどこか、
巨大なグリップとクレーンを備えている森林伐採車に似ていた。
(100p)
ここはスウェーデンの森の中。先日見た番組を思い出しました。
2019年12月25日放映の「ウルトラ重機 30min ⑩」
冬のスウェーデンの森林でうなりをあげていました。
幹の伐採だけでなく、同時に枝の伐採、
そして同じ長さに幹を切りそろえるところまでやってしまう重機です。
名前はハーベスタ。動画で見ると迫力十分。
こんなのが急に目の前に現れたら焦るでしょう。
私はここ数日日誌に書き込みをしていないことが気になっていた。
習慣を破ると、私はすぐに自己嫌悪に陥る。
(139p)
「私もそうだ」と思いながら読みました。
毎日ブログを書くこと、毎日読書をすること、
毎週登山をすること、毎日風呂掃除をすること、
毎日納豆を食べ、玄米酢を飲むこと・・・・
あちこちに自己嫌悪への落とし穴が待ちかまえています。
つづく
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