2021年度から中学校で「がん教育」が始まる/がんと共存できる時代
今日は令和2年2月5日。
2月4日朝日新聞朝刊の記事です。
2月5日は「世界対がんデー」なる日でした。
したがって、上の記事だけではなくて、朝刊には
がんに関するいろいろな記事がありました。
その中で注目したのがこの記事。☟
8か月も休職していると、学校情報に疎くなっています。
2021年度から中学校で「がん教育」が始まるのですね。
私はがんに関心が高く、ブログでも何回か記事にしてきました。
その「がん」を生徒にどう教えるのか。
これは大きなテーマになりますです。
手元にある資料の中から、先日1年前の「天声人語」が出てきました。
がんに関する内容でした。
記事にしようとして取っておいてそのままになったのでしょうか。
いい機会です。ここに書きうつします。
いずれ「がん教育」の教材になるかもしれません。
2019年2月8日朝日新聞朝刊「天声人語」より
公開中の映画「がんになる前に知っておくこと」を見て。何年
か前のわが健康診断 を思い出す。胃に「影」が見つかった。
まさか自分が。再検査の結果を聞くまで、家族にあきれられる
ほど動揺した▼「がんが疑われて動揺しない人はいません」と
この映画を企画した上原拓治さん(45)。義妹を3年前、が
んで失った。自分には無縁な病気。そう思うから不安に陥る。
がんについて一からわかる映画を目指し、三宅流(ながる)監
督(44)とともに、医師や看護師、患者ら15人に取材。病
気と向き合う手立てを丹念に拾った▼助からない病の代表では?
「がんイコール死というのは30年も前の古いイメージ。いま
はがんと共存できる時代です」。専門医が力を込める。▼怖く
てしかたがない時は?「患者の恐怖を医学は解決できません。
」。医師が限界を率直に語る。何より頼りになるのは経験者の
生の声だ。患者たちはピア(仲間)サポートの部屋で不安をは
き出す▼治療に納得できない場合は?「医者はどうしても生存
率にこだわる。ですが優先されるべきは患者の生きがい」自身
もがんと闘う意思が答える。好例として挙げられたのは舌がん
の落語家。「高座に上がりたいから舌は切らない」と外科手術
を断った▼あせらず、あわてず、あきらめずーー。経営やスポ
ーツの哲学としてしばしば聞く心構えがそのままあてはまるで
はないか。生涯で2人に1人ががんを経験する時代、この病気
と付き合う「知恵袋」のような映画である。
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