2019年冬長野(8)更埴IC~戸倉上山田間の難読地名
今日は令和元年12月8日。
長野県の更埴ICから、国道18号線で戸倉上山田温泉を
目指しました。その時に、交差点に掲げてある地名が、
ちょっと変わっているのが多いぞと思いました。
更埴ICから南下していくと、まず気になるのが「杭瀬下」
(くいせけ)です。(以下、写真は全てストリートビューです。)
変わった名前です。
※長野県は日本一 「あんずの里」千曲市、杭瀬下の謎!テンはどこに行った?
ここから引用します。
元々「杭瀬下村」があったのですが、その由来は、なんと、
千曲川の氾濫による水害が多く、杭をたくさん打ったから、
だそうです! (BY杭瀬下に住んでいる千曲市役所の方)
現在は排水ポンプなども整備されてそんな心配もありませんが、
その名残は、杭瀬下の消防団のハッピに残ってます。というのも、
ハッピの「杭」の字には、なべぶた(亠)の上の点がないそうです。
これは、水害で、打っても打っても杭が流されてしまったから!
消防団の奮闘ぶりが、そんなところからも伺えます。
「埴生」(はにゅう)
「はにゅう」は「羽生」と書くことがありますが、
ここでは「埴生」でした。
「埴土」は赤土のことらしいです。
「埴土のある土地、利用するところ」といった意味で、
「埴生(はにふ)」が転訛して、「はにう」→「はにゅう」となり、
あるいは短縮化されて「はふ」→濁って「はぶ」となった。
引用:Wikipedia
「打沢」(うっさわ)
これを「うっさわ」と読むのかと驚いた地名。
「うっさわ」「うっさわ」と運転しながら何度も声に出していました。
※「千曲」が読めるあなたにも!千曲市にある地名の謎と難読地名を考える
☝ 私と同じく、国道18号線沿いの地名に興味を持ち、調べて
いる人のサイトに行きつきました。打沢について次のように
書いてありました。
発しやすさから言葉の間に「ん」や「っ」を入れる地名は少なく
ありません。由来は不明ですが、「沢を打つ」ニュアンスから
「杭瀬下」にも関係しているのでは?と考えました。
「鋳物師屋」(いもじや)
上記サイトには次のように書いてありました。
鋳物(いもの)とは、溶かした金属を型に流し込んで作った
金属製品。鋳物師(いもじ)とは、朝廷から認可を受けた鋳物を
扱う技師のことです。
鋳物師が集まって拠を構えた場所だったと推測できます。
さらに南下するとこの地名。これは難しい。
「寂蒔」(じゃくまく)
上記サイトには次のように書いてありました。
寂しさを蒔くと書いて寂蒔。言葉自体は、ものさみしい状態を
表します。千曲駅の近くにある地名ですが、由来は調べても
分かりませんでした。元は「寂蒔村」、日本中を探しても
同じ地名は出てきません。
最後にこの地名。
「戸倉駅入口」(とぐらえきいりぐち)
ずっと「とくら」だと思っていました。
「く」ではなく「ぐ」でした。
思えば、「千曲市」の「千曲」だって、「ちくま」とは普通は
読めませんよね。
千曲市は難読地名の多い場所のようです。
今回調べていて、また面白いことを知りました。
千曲市にある姨捨(おばすて!)SAには、
下のような看板があるそうです。「地名よめますか?」
千曲市らしい看板です。
「こたえはてんないGO」
このサービスエリアに行って、見てみたいです。
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