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2019年11月 9日 (土)

椿森林軌道のインクライン

今日は令和元年11月9日。

  

この本を読みました。

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「特撰森林鉄道情景」(西裕之著/講談社)  

 

前投稿でも書いたように、

金とく」で森林鉄道に関心を持ちましたが、

山好きにとって森林鉄道に関心を持つことは

必至なことだと思いました。

 

この本には、全国各地の森林鉄道の写真が

どっさり載っていました。

そのほとんどが、白黒写真です。

もうとっくの昔に、森林鉄道の運営は終了しているからです。

かつて、山の中に線路が敷かれ、たくさんの材木を積んだ貨車が

動いていたのですね。

大杉谷森林鉄道にあったインクラインも、あちこちにあったようです。

一番印象に残ったのが、秋田県の男鹿半島にあった

椿森林軌道のインクラインの写真。

この1枚だけ転載しちゃいます。すみません。

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添えられた文章も引用します。

 

この線の特徴は、集落の背後に急な斜面が立ちはだかっているために、

漁港の貯木場からすぐにインクラインで台地状の中腹部に上がって、

ある程度の水平軌道で伐採地まで向かうという線形である。

(43p)

  

漁港の名前は椿漁港。

グーグルアースで見ると、この港は今もあるようです。

そして「集落の背後に急な斜面」は今もあることが

わかります。

ただインクラインがどこにあったのかは、不明です。

グーグルアース 男鹿半島 椿漁港

Photo  

調べると、インクラインがあった可能性のある場所を

駆け上がった方がおられました。

廃線レポート 椿森林軌道  <第一回/>

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いるのですね、こういう人。

椿森林軌道の跡を克明にたどることを試みる人が。

素晴らしい。

2005年の報告でした。

特撰森林鉄道情景」は2014年の刊行。

きっとこの本のインクラインの写真を見て、

感激されただろうなあ。

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