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2019年11月 3日 (日)

「吹雪く大地」①/南樺太に日本人の生活があった時代

  

今日は令和元年11月3日。

  

また本を読みました。

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吹雪く大地 ~新十津川物語7~」(川村たかし著/偕成社)

  

10巻完結の7巻まで読破です。

  

カラフトの知取(しりとり)町は十月にもなると、

雪が舞いはじめる。

(77p)

 

お話の舞台は、樺太まで広がっています。

「しりとり」という名前が面白いと思って気になりました。

調べてみたら、Wikipediaによると、「しるとる」でした。

昭和12年当時は日本の領地でした。

昭和20年にソ連に占拠され、現在ロシア連邦が

サハリン州マカロフとして実効支配しています。

今の世の中、マカロフまで飛んでいけます。

グーグルアース マカロフ

Photo_2

ここにかつて日本人の生活があったのですね。

この本には、樺太の地図も載っていました。

Epson120 絵:鴇田幹  (179p)

南樺太が日本だった時代。

この物語を読むことで、そのような時代があったことを

想像できました。

  

新十津川物語も7巻までくると、大河ドラマの雰囲気があり、

登場人物も多いです。

ありがたいことに、登場人物一覧のページがありました。

Epson121 (6p)

この中の花房千鳥が、兄からのプレゼントを、

栃谷あいに渡すシーン。

  

「お誕生日おめでとうって、兄貴からのお祝い。

ちょっとおくれたけどごめんなさいって。」

あいは思わず音をたてて息を吸った。思いがけなかったのである。

大正8年4月9日、あいは婆ンちゃのフキの家で生まれた。

ことしとおなじように、まだ平原の雪をためた早春のことだった。

(158p)

  

この文章を引用したのは、

栃谷あいと私が誕生日が同じだからです。

私も4月9日です。うれしくて引用しました。

  

  

つづく

  

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