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2019年11月22日 (金)

「絵でわかる地球温暖化」③/キーリング曲線を知りました

  

今日は令和元年11月22日。

  

前投稿に引き続き、現在読書中の「絵でわかる地球温暖化

(渡部雅浩著/講談社)より引用します。

  

温暖化問題の根底にある疑問の一つは、「大気中の二酸化炭素は

増えているのか?」ということです。今ではほとんどの人が答えを

知っていますが、この疑問に半世紀前から取り組んでいた科学者が

いました。米国スクリプス海洋研究所のチャールズ・キーリングです。

キーリングの観測の出発点は、ロスアンゼルスの大気汚染を測定する

ことだったそうですが、1958年からはよりグローバルな

二酸化炭素濃度の変化を検出するために、都市の影響を受けにくい

ハワイ島マウナロア山頂(標高4169m)の観測点で

二酸化炭素濃度の観測を開始しました。この観測プロジェクトは後に

息子のラルフ・キーリングに引き継がれ、現在に至るまで続けられています。

 

キーリングらによる観測結果を図4.1(省略)に示します。

二酸化炭素は、大気中で混ざりやすい物質なので、このグラフーー今では

キーリング曲線(Keeling curve)と呼ばれていますーーが、大気中の

二酸化炭素が増えていることの明白な証拠です。ちなみに、産業革命前の

1850年頃の二酸化炭素濃度は285ppm程度だったと考えられますが、

キーリングが測定を始めた時点で既に310ppmを超えていました。

そして2013年には、ついに400ppmを突破したというニュースが

世界中で流れました。

(62~63p)

  

 

キーリング曲線はウェブ上で見ることができました。

The Keeling Curve

ここで動画を見ることもできました。

Photo_2

☝ これがキーリング曲線です。(動画の写真)

下の年代が見えにくくなっています。1番左が1960年で、

5年ごとに縦線が入ってます。1番右の表示は2015年です。

2013年に400ppmを記録したことが示されています。

グラフがジグザグになっていることについて、「絵でわかる

地球温暖化」の説明を引用します。

  

キーリング曲線には、長期の増加傾向のほかに1年のサイクル

(初夏に高く、晩秋に低い)が現れている。これは、北半球で

草木が茂る時期に光合成で二酸化炭素が吸収され、秋には草木が

枯れて光合成が減る、という季節性がやや遅れて観測された

ものである。  (63p)

  

  

  

今日、初めて知った曲線です。

このようにジグザグで増えてきたのですね。

※関連:ここでも道草 「温暖化」をどう考えるか②/0.8℃気温を上げた容疑者(2019年11月7日投稿)

☝ だいぶ前に勉強したように思えましたが、2週間前だったんだ。

  

温暖化の勉強、頑張っています。

人前で自分の意見が語れるようになりたいですね。

  

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