おいしい焼き鳥学その7/なぜ竹串なのか? 生竹を湯釜に入れる?
今日は令和元年10月7日。
前投稿に引き続き、9月14日放映の「二代目 和風総本家
おいしい焼き鳥学」より。
焼き鳥に欠かせない串について書いていきます。
串を使った料理は、古くからあったそうです。
江戸時代、スズメの串焼きが人気だったそうです。
今も、伏見稲荷大社の参道では、スズメの串焼きを売っているそうです。
※マイナビニュース 伏見稲荷になぜスズメの丸焼きがあるのか--
☝ このサイトで紹介されていたお店 ☟
ひさしの「国産すずめ」に注目。店名は「稲福」です。
ちょうど、上のスズメの串焼きの写真を提供している店でした。
皿や箸が必要がない串料理は広がり、
以前にも書きましたが、焼き鳥屋は江戸時代に生まれました。
焼き鳥屋では竹串が使われます。
なぜ竹串なのか?
それにもちゃんと理由がありました。
鳥繁さんによると、金串だとすぐに熱くなって良くないそうです。
焼き鳥の場合、外側は炭火で直接焼きますが、
内側は、竹串を通してゆっくり焼き上げるのだそうです。
そこまで考えているのですね。驚きです。
その竹串を作っているところも、番組で見せてくれました。
場所は大分県別府市。
永井製竹です。
ここで竹串が作られます。
その作業にビックリです。
切り出してきた竹を、職人さんが、長いままどんどん突っ込んでいました。
私も「これは?」と思いました。
生の竹の6mの長さの湯釜に入れていました。
何のために?
湯釜の中で煮沸することで、余分な油が浮き出て、
それを拭きとるのです。
油を抜く前 ☟
油を抜いた後 ☟
油を抜かないとどうなるか?
☝ 職人さんが教えてくれました。カビが生え、腐ってしまうそうです。
大事な作業です。
気になったのが、この職人さんの年齢と職人歴。
部分アップします。
64歳で職人歴3年でした。
他の仕事を終えて、第2の人生でこの仕事に就いたと予想しました。
予想すると確かめたくなります。
調べました。
そしたら興味深いことがわかりました。
そのことは次の投稿で。
コメント