井上智さんの本より/妻の一言/「そうか!」チャート
今日は令和元年9月7日。
前投稿に引き続き、「夢見た自分を取り戻す」
(井上智著/エンパワメント研究所)より引用します。
井上智さんのことを先に知っていて、
8月に奥さんの井上賞子先生のセミナーに参加して、
初めてお話を聴きました。
「これぞ特別支援!」という実践をされていて、
驚きました。
「夢見た自分を取り戻す」の最後に、
「妻からの一言」と5pの文章が寄せられていました。
その中から引用します。
私は教師で、彼(智さん)の語る場所の多くは学校です。
リアルな彼の話を聞いていると、すぐそこに子ども時代の
智の姿が見えるようで、
「自分にできることはなかったのか」と思わずには
いられませんでした。
それは、「現代の学校」にも、40年以上前と同じ状況が
あるかもしれません。
「オレの時代は仕方がない。誰もディスレクシアなんて
知らなかったんだろう。でも、今は違うよな?
すべての教室で『特別支援教育』が行われているというなら、
全員見つけてもらえて、みんな自分の勉強の仕方を教えて
もらえるんやろ?」という彼の問いかけに
「そうだよ。安心して」と答えることはまだできずにいます。
(160~161p)
セミナーのラストでも、井上賞子先生は同じことを言っていました。
これだけの実践をしているにもかかわらずです。
智さんが言うように、まずは見つけることなのです。
その子が、定形の子と何が違うのかを見つけることが第一だけど、
それが難しい。
見つけたら、ICT機器など使って、学習を進めることができます。
井上賞子先生は、セミナーで
「そうか!」チャートというのを教えてくれました。
読み書きに課題のある児童・生徒の指導の助けになるサイトです。
見つけ方の参考になると思います。
いただいたパンフレットの写真です。☟
読むこと・書くことが苦手な子どもの指導と支援チャート「そうか!」チャート
特別支援教育の可能性を示してくれたセミナーでした。
井上夫妻の実践は、これからも見ていきたい。
コメント