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2019年9月11日 (水)

四字熟語「鎧袖一触」

  

今日は令和元年9月11日。

  

先日「石狩平野」(船山馨著/河出書房)を読破しました。

そして今は、同じ北海道の開拓の物語である

石狩川」(本庄陸男著/新日本出版社)を読んでいます。

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この2冊については以前書きました。☟

※参考:ここでも道草 北海道開拓の小説「石狩平野」「石狩川」(2019年8月22日投稿)

  

石狩川」の方が発行年が早く、1939年発行です。

石狩平野」は、1967年発行です。

  

30年ほど違うのですが、

2冊に同じ四字熟語が使われていていることに気がつきました。

その四字熟語は、(私は)今まで目にしたことがありません。

 

その四字熟語は「鎧袖一触(がいしゅういっしょく)」です。

  

石狩川」では次のように使われていました。

石狩川の様子を表現したところです。

 

季節が来ると川はあふれた。

木の根や草の芽は鎧袖一触であった。

堅い岸べもぽこりと削りとられた。

(45p) 

  

意味を予想できますか?

  

調べました。

  

福島みんなのNEWS 今日の四字熟語・故事成語 No.1506 【鎧袖一触】

☝ ここが参考になります。

このサイトを参考にして書いていきます。

  

鎧袖一触は、「相手を簡単に打ち負かしてしまうことのたとえ」です。

上記の文の意味は、木の根や草の芽は、

石狩川によってひとたまりもなく流されてしまうと

いったところでしょうか。

   

鎧袖一触は、江戸時代の頼山陽の『日本外史』が

語源なのだそうです。

保元の乱で、源為朝が次のように豪語しました。

「平清盛などにいたっては、私の鎧の袖が一たび触れれば

皆勝手に倒れるだけです。」

この豪語が語源です。

詳しくは上記のサイトを見てください。

  

  

最近、ある番組を見ていて『日本外史』が登場しました。

この冊子が、今の歴史に大きな影響を与えていました。

そのことを近いうちに書きたいです。

日本外史』という名前、覚えておいてくださいね。

  

調べると、鎧袖一触は、アニメ「機動戦士ガンダム」で

使われたようです。

※参考:英語部

勝手に死語だと言っちゃいそうでした。

 

 

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