四字熟語「鎧袖一触」
今日は令和元年9月11日。
先日「石狩平野」(船山馨著/河出書房)を読破しました。
そして今は、同じ北海道の開拓の物語である
「石狩川」(本庄陸男著/新日本出版社)を読んでいます。
この2冊については以前書きました。☟
※参考:ここでも道草 北海道開拓の小説「石狩平野」「石狩川」(2019年8月22日投稿)
「石狩川」の方が発行年が早く、1939年発行です。
「石狩平野」は、1967年発行です。
30年ほど違うのですが、
2冊に同じ四字熟語が使われていていることに気がつきました。
その四字熟語は、(私は)今まで目にしたことがありません。
その四字熟語は「鎧袖一触(がいしゅういっしょく)」です。
「石狩川」では次のように使われていました。
石狩川の様子を表現したところです。
季節が来ると川はあふれた。
木の根や草の芽は鎧袖一触であった。
堅い岸べもぽこりと削りとられた。
(45p)
意味を予想できますか?
調べました。
福島みんなのNEWS 今日の四字熟語・故事成語 No.1506 【鎧袖一触】
☝ ここが参考になります。
このサイトを参考にして書いていきます。
鎧袖一触は、「相手を簡単に打ち負かしてしまうことのたとえ」です。
上記の文の意味は、木の根や草の芽は、
石狩川によってひとたまりもなく流されてしまうと
いったところでしょうか。
鎧袖一触は、江戸時代の頼山陽の『日本外史』が
語源なのだそうです。
保元の乱で、源為朝が次のように豪語しました。
「平清盛などにいたっては、私の鎧の袖が一たび触れれば
皆勝手に倒れるだけです。」
この豪語が語源です。
詳しくは上記のサイトを見てください。
最近、ある番組を見ていて『日本外史』が登場しました。
この冊子が、今の歴史に大きな影響を与えていました。
そのことを近いうちに書きたいです。
『日本外史』という名前、覚えておいてくださいね。
調べると、鎧袖一触は、アニメ「機動戦士ガンダム」で
使われたようです。
※参考:英語部
勝手に死語だと言っちゃいそうでした。
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