新聞からの引用/UDフォント その1
今日は令和元年8月26日。
最近はほとんど新聞を読みません。
新聞を見るのは、しばってリサイクルごみで出す時です。
しばっている時に気になった記事を、
ここに書き留めておきたいと思います。
8月7日朝日新聞夕刊の1面です。
カット見出し ☟
主見出し ☟
読み書き困難な子向け 学力向上にも効果
前文(リード) ☟
字を読みやすくすることで誤読を減らそうと開発された、
ユニバーサルデザイン(UD)のフォント(書体)を
教育現場で活用する動きが広まっている。
読み書きに困難がある子どもに効果的なだけでなく、
学力向上にもつながると期待されている。(山下智子)
本文 ☟
「今までの教科書やプリント類と比べたら、革命的に読みやすい」
奈良市の高校3年の松谷知直さん(17)は、
「UDデジタル教科書体」で印字された学校のプリントを見て、
こう話した。
書体メーカーののモリサワ(大阪市)が、
デジタル教科書向けに開発したUDフォントだ。
松谷さんは読み書きに困難があり、一般的な明朝体は
「文字の輪郭が青く光って、
文字が踊りだして飛んでいく」ように見える。
小学5年の頃から、太さが均一なゴシック体の方が
読みやすいことに気づいたが、
学校ではなかなか理解してもらえなかった。
母の真由美さん(45)は「学校生活において
『読める』はスタートライン。書体を変えるだけで、
そこに立てる子がいることを知ってほしい」と言う。
UDフォントは形がわかりやすいように、
文字の中の空間を広くとったり、
濁点を大きくしたりしていることが特徴。
モリサワが「高齢者に読みやすい字」を求めて
開発を始めたのは十数年前。
その後、弱視や、ディスレクシアなど読み書きに
困難がある子どもの学習を助ける書体も
目指すようになった。
弱視の専門家による研究なども踏まえて開発した
UDデジタル教科書体の場合は、
手書きに近い教科書体の長所を生かしつつ、
文字の太さの強弱を抑えたり、
「す」などにあるルールを大きくしたりした。
文字の先端がとがっているとストレスを
感じることもある発達障害の子に配慮し、
はらいやはねの先端は丸めた。
(中略)
(奈良県生駒市の)市教委の城野聖一課長(54)は
「わかりやすさは、意欲や学力の向上にもつながる」と話す。
市は今年度から、市内の20小中学校のパソコン全台に
「UDデジタル教科書体」を含む43書体のUDフォントを
入れた。
本文後半は次の記事にうちます。
いつぐらいだったか、明朝体は読みにくいと感じました。
そして、自分が作成する文書は、
「AR丸ゴシック体」なる書体で、うつようにしていました。
年をとって、明朝体を自然と避けてきたのでしょうか。
教科書体とゴシック体の補って新しい書体を作成するなんて、
いいアイデアだと思います。
コメント