銀閣その2/発見、壁面にミョウバンが使われていた
今日は令和元年7月8日。
地区で体育委員というのをやっています。
夏になると、市民大会のソフトボールのことで、
出場選手集めや、練習日程の調整、器具の準備、
予選大会の弁当の手配などの仕事があります。
10年以上やってきましたが、
この夏は、私の病気を知って、
他の人が動いてくれることになりました。
感謝。とっても気が楽になりました。
そしてこうやって、道草ができます。
前投稿に引き続き、2010年10月9日放映の
「ワンダー×ワンダー 銀閣 幻の”月の御殿”」 より。
2007年秋に始まった100年ぶりの銀閣修復工事。
銀閣2階の壁面に、白っぽい物質が
塗られていることが発見されました。
その正体は白土(はくど)。
当時、絵の下地に使われた粘土の一種だそうです。
この白土を分析した研究所の一つが、
予想外のものを検出しました。
それは大量のミョウバン。
(聞き書き)
ミョウバンは古来、絵の具の上に塗って、
にじみ止めとして使われてきました。
しかし、今回発見されたミョウバンは、
通常の量をはるかに上回りました。
(聞き書き)
この結果から、次の試みがなされました。
銀閣の壁面に漆(ウルシ)が
塗られていたことはわかっているので、
漆の上に白土を塗ります。
その上に、ミョウバンを塗ってみたのです。
実際に試みたのは、狩俣(かりまた)先生。☟
漆の上に白土を塗ります。☟
「白土というのは、非常に伸びがよくて、
立体物に彩色(さいしき)するには都合がいいんです」
(狩俣先生の発言:聞き書き)
次に、ミョウバンを粉になるまですり潰(つぶ)します。☟
すり潰したミョウバンを、お湯で溶(と)いて、
白土の上に塗り重ねていきました。☟
できあがったものに光を当てると・・・・・☟
白土だけ(左)と比較すると、違いは歴然です。☟
ガラス質を含むミョウバンが、
白土の上で煌(きら)めいています。
(聞き書き)
「ミョウバンを使って、銀箔を代用したのではないか、
と考えられましたので、ミョウバンを絵の具の代わりとして、
塗ってみました
何か、光輝くものをイメージしたかったのだなあと
思いました。」 (狩俣先生の発言:聞き書き)
この番組を見た時に、なるほど!と思いました。
きっとそうだったんだ、銀箔は高価だったので、
ミョウバンを代わりに使ったのだと思いました。
白銀に輝いていたから、銀閣と呼ばれるようになったんだと、
納得した覚えがあります。
授業で使いたいと思い、実際に使ってきました。
そしたら、最近見た番組(2018年放送)で、
全く違う説に出合いました。
それについては、また後日。
つづく。
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