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2019年7月31日 (水)

押入れから出てきた十銭玉で社会科の勉強

 

今日は令和元年7月31日。

  

親の押入れの片づけをしていると、

いろいろ出てきます。

1円玉がザクザク出てきました。

あちらからも。こちらからも出てきました。

その1円玉の中に、穴の開いた1円玉がありました!

なんで穴が開いているんだと思ってよく見たら、

それは別のお金でした。

50円玉かと思いきや、50円玉でもありません。

老眼の私にはすぐにわからず、老眼鏡をかけて

見直してみました。

Rimg1941

Rimg1943

十銭でした。

「大日本」「昭和十九年」という文字が見られます。

 

十銭」について調べました。

古銭買い取り比較 全種類・前年代の【10銭硬貨】買取情報や概要の一覧

  

引用します。

 

額面が10銭の硬貨は明治時代~昭和21年までに

計10種類が発行されており、一時には穴あき

10銭硬貨なども発行されていました。

  

10種類のうちの1つというわけです。

 

さらに引用というか転載。

Photo  

錫(すず)930、亜鉛70に注目。

 

なぜ錫がこんなに多いんだろう?

  

さらに調べると、次の言葉が目に入りました。

臨時補助貨幣

  

次のサイトで調べました。

Wikipedia 臨時補助貨幣

 

ここから引用します。

 

戦局悪化に伴う貨幣材料調達事情による様式変更を、

勅令(後に政令)を以って臨機応変に対応可能とした

「臨時通貨法」(昭和13年法律第86号)の下

日本で製造され発行、流通した補助貨幣の総称である。

  

 

当初はアルミニウムが中心で硬貨が作られました。

しかし、戦時中、アルミニウムは航空機材料として使われるようになると、

次は錫が使われるようになります。

 

そのことが、上記Wikipediaには次のように書いてありました。

 

当時の日本が占領下においたマレーシアなどに

スズ(錫)の産地があった。スズは軟質であり、

貨幣材料としては適当と言えるものではなかったが、

アルミニウムに替わる貨幣材料として、

1944年(昭和19年)には錫貨幣(十銭・五銭・一銭)が

発行されるに至った。

  

  

たった一つの十銭玉から、当時の日本の様子が見えてきました。

びっくりです。

    

押入れから出てきた十銭玉は、

マレーシアの錫で作られた可能性が出てきました。

でもこの錫も十分に供給できなかったようで、

Wikipediaの続きにはこう書いてありました。

  

制空権、制海権を連合軍側が握るとスズの輸送も困難となり、

新たに陶貨幣(十銭・五銭・一銭)の試作を行い、

その製造が開始されたところで終戦を迎え

その陶貨幣は結局発行されなかった。

   

十銭玉から当時の日本の様子が見えてきました。

びっくりです。

  

  

現在の錫(スズ)の生産国を調べました。

GLOBAL NOTE 世界の錫生産量 国別ランキング・推移

2016年のデータでの生産国多い順10か国。

1.中国

2.ミャンマー

3.インドネシア

4.ブラジル

5.ペルー

6.ボリビア

7.オーストラリア

8.コンゴ民主共和国

8.ベトナム

10.マレーシア

  

日本が太平洋戦争で占領した東南アジアの国々が見受けられます。

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