「収容所から来た遺書」5/1998年「驚きももの木20世紀」
今日は令和元年6月21日。
前投稿で、シベリア抑留のこと、
以前に映像で見た覚えがあるが
うろ覚えだと書きました。
どんな映像だったのか、確かめました。
所有している映像のタイトル名で検索すると、
2本の映像がヒットしました。
1本はビデオテープでした。
「驚きももの木20世紀スペシャル~シベリアの奇跡~
収容所から届けられた6通の遺書」
(1998年10月9日放映)
1時間半の番組でした。
昨晩見始めてみました。
番組が始まって、この写真を見た時に、
私はこの番組を確かに見たことを追い出し、
山本幡男さんの顔を思い出しました。
そのまま1時間半の番組を見続けました。
「収容所(ラーゲリ)からの遺書」がベースなので
出来事をおさらいでき、本の中で出てきた様々な
人の姿がでてきて、イメージが浮かびやすくなりました。
番組の写真を並べます。
↑ シベリア抑留体験者の佐藤清さんが描いたラーゲリ(ラーゲル)
↑1日の食事量。わかりやすい。これだけだった。
↑シベリア抑留者たちが歌っていた曲。
山本幡男さんの遺書は、次の6人が記憶して、
家族に届けました。
彼らは、昭和31年12月にやっと日本の地を踏めました。
次からは聞き書き。
ナレーター:大宮に移り住んでいた山本モジミの家を
その男が訪ねたのは、昭和32年1月半ばだった。
男は山村昌雄と名のるとこう言った。
「私の記憶してきました山本幡男さんの言書を
お届けにあがりました」
(モジミ)「記憶してきた?」「遺書?」
モジミが不思議そうな顔をすると、
(山村)「どうやら私が最初に遺書をお届けしたようですね」
男はそう言うと、晴れやかな笑顔になった。
この瞬間、彼の長かった戦争が終わったのだ。
思い出しました。
山村さんに始まり、次から次に人が山本家を訪ね、
ある時は郵便物で、山本幡男の遺書が家族に届くのです。
涙なくして見れないシーンでした。
この番組。21年前に見ています。
「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」(辺見じゅん著/文藝春秋)を
読んでいる時には、漠然としか思い出せませんでしたが、
たぐれました(思い出すことができました)。
もう1本の映像は次の投稿で。
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