「ザ・今夜はヒストリー 承久の乱」朝廷と戦わないと答えたのは100人中84人
今日は3月24日。
1年間、たくさんの映像を授業で見せてきました。
1年の社会科の授業で見せた最後の1本は、
「タイムスクープハンター 室町飢饉救援隊」でした。
支援学級の社会科の授業で見せた最後の1本は、
大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~ 第6話」
でした。
そのことについては、記事にしました。
この1年間の途中で見せた映像も、
この春休みに少しは記録に残しておきたいです。
鎌倉時代の承久の乱を教える時に見せた
「世紀のワイドショー! ザ・今夜はヒストリー
承久の乱」(2011年6月6日放映)を見せました。
7.5年ほど前の番組です。
朝のTBS系ニュース番組「あさチャン!」の
スポーツ担当の石井大裕(ともひろ)アナウンサーの
少し若い姿を見ることができました。
この石井アナウンサーのことを、
番組中に先輩の駒田健吾アナウンサーが話題にしていました。
聞き書きします。
駒田:今、現場に行ってる石井アナウンサーはですね、
何とプロテニスプレーヤー、
世界ランクを持っていた元選手で、
あの「エアK」錦織選手の先輩で、
松岡修三さんの弟子という、
なぜアナウンサーになったのか
全くわからないんですけど・・・
ゴリ(ガレッジセール):この番組はアナウンサーの歴史も
紹介するんですね。
駒田:そうですね。男性アナウンサーの3分の2が
この番組に関わっていますから。
TBSの男性アナウンサーの3分の2!
そうだったんですね。
でもいい番組でした。
終わってしまったのが惜しいでs。
承久の乱は、後鳥羽上皇率いる朝廷軍と、
鎌倉幕府執権北条義時率いる幕府軍との戦いです。
武士が上皇あるいは天皇に向かって戦いを挑むことが、
それまでなかった時代。
幕府の御家人たちは、
朝廷軍と戦うことに抵抗があったようです。
その様子を伝えるために、次のようなコーナーがありました。
石井:あなたは朝廷と戦いますか、それとも戦いませんか?
御家人A:これまで朝廷に逆らった武士がいたなんて
聞いたことがありませんから、戦いません。
石井:それではこちらにシールをお願いしてもよろしいでしょうか。
御家人A:(青いシールを「戦わない」側に貼る)
石井:あなたは朝廷と戦いますか、それとも戦いませんか?
御家人B:戦うなんて、めっそうもない。
正直な話、御家人たちの間では、朝廷側が鎌倉に
攻め入ってくる前に降伏すべきだと言っています。
石井:降伏ですか、それは本当ですか?
御家人B:ああ。
ナレーター:中にはこんな意見も。
御家人C:頼朝様からの御恩、今こそ返す時じゃ。
他の腰抜け共が戦わずとも、わしは1人でも戦うぞ。
石井:ということで、鎌倉の御家人100人にアンケートを
とったところ、何と、84人もの御家人が朝廷とは
戦わないという驚きの結果をなりました。
関口さん、以上です。
当時の御家人の雰囲気がよく伝わってきます。
いいアイデアだと思いました。
この雰囲気を変えてしまった北条政子の演説は、
やっぱりすごかったのでしょう。
他にも、御恩や奉公など授業で扱った用語も説明してくれて、
復習・確認にも向いた番組でした。
お薦め番組です。
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