« 日めくりより/ロシアが正教会になった理由 カトリックと正教会の分裂 | メイン | 今は「ファストフード」という人がもっと増えていそう »

2018年12月21日 (金)

ウラジーミル1世(聖公)についてもう少し

 

今日は12月21日。

  

はやいもので、2学期最終日。

  

前投稿に引き続いて、ウラジーミル1世(聖公)のこと。

2016年11月にロシアのプーチン大統領が、

このウラジーミル1世の銅像を、クレムリン前に立てたそうです。

高さ17メートル。

20161104t115824z_1214643714_d1beukw L'art de croire 竹下節子ブログ

この写真が載っていたブログの内容が興味深かったです。

  

一部引用します。

  

この像の建立に反対する人は多く、

当初予定されていた30メートルの高さを

17メートルに縮小させた。

それまで最大のウラジーミル一世像はキエフにあった。

モスクワ市民はこの像を歓迎しなかったようだ。

  

反対されてまで造った理由は?

また引用します。

 

プーチン大統領の名はウラジーミルだ。

ウラジーミル一世は彼の守護聖人のようなものだ。

剣と十字架を持つ聖ウラジーミルの像は、

聖プーチンの自意識を反映しているのかもしれない。

(中略)  

無神論的共産主義から一転して

政治と宗教がずぶずぶになったロシアのシンボルとして、

聖ウラジーミルの巨大像が、人々を威圧する。

 

 

このブログにも、キリスト教に改宗した理由が

書いてありました。

その記述も引用します。

  

ウラジーミル一世は、ウラジーミル大王、

赤い太陽、聖ウラジーミルとも呼ばれる。

ビザンティン皇帝の妹と結婚する

条件(他にもクリミア半島の征服や、眼病治癒もあり)で

988年に正教の洗礼を受けて、

正教を国教に制定した。

実質的に人々に帰属を強制した。

イスラム教も、ローマ・カトリックも、ユダヤ教も

当時のキエフに「勧誘」に来たという話が伝わる。

イスラムは天国であてがわれる70人の処女のことを聞いて

心を動かされたけれど、酒が飲めないのは問題外なのでやめた。

カトリックの使節団は断食の典礼のせいで追い返された。

ユダヤ教は、ユダヤ人が神のみ旨によってエルサレムを捨てて

世界中にばらまかれたのだから説得力がないと言った。

正教は典礼が華麗なところが気に入られた。

  

  

ウラジーミル1世は、とっても俗な人物のように思えます。

それでもこうやって銅像になると立派です。

本人こそ苦笑いでしょう。 

  

と思いきや、前半生と後半生では大きく変わったのが

ウラジーミル1世だということを書いたサイトがありました。

武将ジャパン ウラジーミル1世の変わり身がパネェ!寵姫800人のハーレム生活から聖人になった君主

ここも読むことをお勧め。

改宗後のウラジーミル1世は、素晴らしかった説です。

上記の銅像が立った2016年には、

ウラジーミル1世の映画も、ロシアで公開されたそうです。

巨大な銅像と映画で、2016年は話題は

ウラジーミル1世だったことでしょう。

当時の私の耳には全く届きませんでしたが。


YouTube: 映画 『 VIKING / バイキング 誇り高き戦士たち 』 劇場用公式予告

Photo 

この映画も見たい。

出合った縁を大切にしたい。

コメント

コメントを投稿

最近の写真

  • Img_8523
  • Img_8520
  • Img_8519
  • Img_8518
  • Img_8522
  • Img_8521
  • Img_8517
  • Img_8512
  • Img_8510
  • Img_8508
  • Img_8507
  • Img_8504

楽餓鬼

今日はにゃんの日

いま ここ 浜松

がん治療で悩むあなたに贈る言葉