2年後の11月28日が楽しみ/「マゼランの未知なる大陸への挑戦」
今日は12月2日。
前投稿に続いてマゼランのこと。
11月28日「太平洋記念日」
マゼラン海峡から太平洋に出た
1520年11月28日にちなんだ記念日。
よく年数を見てください。
あと2年後・・2020年11月28日。
それはちょうど500年!
2年後はきっと太平洋が(ヨーロッパ人に)発見された日から
ちょうど500年ということで、
今年以上に世間が大騒ぎしている気がします。
その頃はきっとまだ社会科教師。
授業で熱く語っているだろうなあ。
次の曲を流しながら・・・
マゼランについて調べていて出合った曲です。
YouTube: 海上自衛隊東京音楽隊 Tokyo Band マゼランの未知なる大陸への挑戦
参考:吹奏楽マガジン BAND ROWER 富樫哲佳の吹奏楽曲でたどる世界史
「吹奏楽曲でたどる世界史」・・・魅力的なタイトルです。
「1812年」を思い出します。
※ここでも道草8年ぶりの「1812年」/私にとって縁のある曲(2018年11月10日投稿)
上記「吹奏楽マガジン」から一部引用します。
近年、これほど中学・高校の吹奏楽部を中心に、
絶大な人気を得ている曲はない。
各地のコンクールで演奏されているようだし
(すでに全国大会にも2回、登場している)、
さるアンケートでも「邦人吹奏楽作品・人気ランキング」で、
堂々1位を獲得しているほどだ。
演奏はなかなか大変だが、とにかくカッコイイ曲である。
おおむね急~緩~急~緩/終結部の4~5部構成。
まるで写真集のページを次々とめくるように、
場面が変化して行く。
予備知識なしで、ハリウッド歴史大作映画のサントラとして
聴かされたら、誰でも信じてしまうだろう
(私見だが、≪パイレーツ・オブ・カリビアン≫より
ずっとカッコイイと思う)。中間部の優しげな部分も、たいへん美しい。
文字通り、マゼランの魂が地球のあちこちを飛び回るような
ムードがある。アイリッシュ・ダンス風の部分もある。
クライマックスでも、ケルトの味わいが一瞬見え隠れするので、
もしかしたら作曲者は、マゼランをアイルランドの地へ
行かせたかったのかもしれない。
終結部の盛り上げ方なども、見事のひとことに尽きる。
作曲者・樽屋雅徳は、武蔵野音大作曲科卒業。
作曲・編曲のほか、吹奏楽指導も手がけている。
この≪マゼランの未知なる大陸への挑戦≫のほか、
≪マリアの七つの悲しみ≫≪ラザロの復活≫≪絵のない絵本≫
≪星の王子さま≫≪民衆を導く自由の女神≫など、
歴史・文学を題材にした作品が多く、若手注目株ナンバーワンである。
作曲をした樽屋雅徳(たるや まさのり)さんは、1978年生まれ。
40歳かな。
またこの曲について、勤務校の音楽の先生と話してみよう。
この1曲で出合った「富樫哲佳の吹奏楽曲でたどる世界史」
「はじめに」にこのようなことが書いてありました。
なぜか吹奏楽曲には、有名史実を題材にした曲がたくさんあります。
それらがどんな出来事だったのか、なぜ吹奏楽曲になったのか、
そして、演奏する際にどんな気持ちになるべきなのか…
そんなことが、少しでも皆さんの参考になればと思い、
このような連載を始めることにしました。
また、この連載は、吹奏楽を知らない方々にこそ、
ぜひ読んでいただきたいと思います。
世界中の作曲家たちが、「吹奏楽」なる表現形態で、
これほどたくさんの有名史実を音楽化していることに、
きっと驚かれるでしょう。
中には「こんな作曲家、聞いたことないぞ」
「こんな曲、CDになってるの?」
「いったい、どこで演奏されているんだ?」
と感じる方もおられるはずです。
しかし、どれも、楽譜が発売され、CD化され、
コンクールやコンサートなど、
様々な場所で演奏されている曲がほとんどなのです。
つまり「吹奏楽」とは、これほど貪欲に広範に、題材を求め、
次々と新作を生み出している、パワー溢れる楽しい世界なのです。
そんなことを、ぜひ多くの方々に知っていただきたいと思います。
なお、私は単なる「吹奏楽好き」な「道楽者」の
音楽ライターでして、専門の音楽教育を受けたわけでもなく、
ましてや世界史の専門家でもありません。
よって、この連載で真面目に世界史を勉強しようなどとは、
くれぐれも考えないで下さい(そんな人、いないか)。
いやいや、ここに、社会科の授業で使えないかと
思っている人がいますよ。
「富樫哲佳の吹奏楽曲でたどる世界史」の連載は、
64回!ここで一覧を見ることができます↓
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