JICAの活動「Dream~みんなの学校が開く未来」その3
今日は11月25日。
間が開いてしまいました。
13日のこの記事の続きです。
ここでも道草 JICAの活動「Dream~みんなの学校が開く未来」その2(2018年11月13日投稿)
動画を読み物化しています。
ナレーター:西アフリカには、めぼしい資源もなく、
開発が遅れた国々がたくさんあります。
その中でも、世界最貧国のひとつと言われるニジェール共和国では、
2004年当時、初等教育の就学率は52%。
中でも女子は40%にも満たない状況でした。
若い女性A:学校は男の子が通うところ・・・
幼い頃、両親にそう教わりました。
友だちも私と同じように
毎日家の手伝いをしていました。
若い女性Aの母親:女は家事をするだけが仕事じゃないんだ。
畑仕事だってあるからね。
1年中、休みなんかありゃしないのさ。
ナレーター:さらに学校でも、教室が足りなかったり、
教員が休みがちだったりといった問題があり、
親や住民たちは学校教育への不信感を募らせていました。
若い男性A:学校には行ってたけれど、机や椅子、ノートもなかった。
それに、先生が学校に来ない日が多かったね。
だから、勉強があまり好きじゃなかったよ。
先生A:当時は、給料の支払いが滞ることがしばしばありました。
休みがちだったのは、そのためです。
とにかく住むところや食べ物にも困っていて
授業どころではなかったのです。
元学校運営委員会委員長 サビティ ダン グルム:
住民と学校との信頼関係が失われ、
子供を学校へ通わせてもしょうがないと考える保護者が
多かったのです。
学校の環境を改善しようとしても
住民の協力はほとんど得られませんでした。
ナレーター:こうした課題を解決するために、
ニジェール政府は、住民と教員が一緒に学校を運営できるように、
それぞれの代表で構成された学校運営委員会の設置を
教育改革の柱として押し進めました。
しかし・・・・
元学校運営委員会担当者 アブドゥッライ アリ:
委員会は村の権力者に独占されており、
保護者や住民の意見は
学校運営に反映されませんでした。
そのため、住民の協力は得られず
学校運営委員会はほとんど機能していませんでした。
ナレーター:機能する学校運営委員会を目指して、教師や保護者、
地域住民など学校を取り巻くみんなで、
学校を運営していくことを目指して始まったのが、
「みんなの学校プロジェクト」です。
次の投稿に続く。
ここで疑問は、学校運営委員会がうまくいかなかった理由です。
権力者によって独占されていたとは?
勝手に想像はできます。
政府から下りてきた資金を、権力者が都合良く使っていた?
でもわかりません。
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