« 「ハイネさん」より引用/午前10時13分から10時39分まで | メイン | 録画した番組が、日の目を見ているぞ/「古事記」の動画 »

2018年10月 9日 (火)

「古事記」編纂のきっかけ/「古事記」が求められた時代

今日は10月9日。

  

最近知ったことで、印象に残ったことは、

「古事記」「日本書紀」を編纂することを命じたのは

天武天皇ですが、そのきっかけになったのは、

蘇我蝦夷が自分の家を焼いて自殺した

事件だったという話です。

蝦夷の家にあった朝廷の歴史書を保管していた書庫までもが

炎上したと言われ、『天皇記』など数多くの歴史書は

この時に失われてしまったそうです。

新たな歴史書の編纂の必要性が出てきましたが、

蝦夷を倒した中大兄皇子(天智天皇)は、

唐・新羅軍の来襲に備えていて、その余裕はありません。

来襲の危機が薄らいだ時期に天皇になった天武天皇が、

編纂を命じたのは、すごく納得がいきました。

参考:Wikipedia 古事記

  

  

しかし、超解釈!戦国時代・江戸時代 「古事記と日本書紀」の違い。そして編纂に込められた天武天皇の意図を読むと、

「歴史書が燃えたから作った」というのは、

表面的な理由に過ぎないのです。

と書いてありました。 

天武天皇は、天皇中心の集権的国家を作るために、

天皇の権威を知らしめること」が目的だったとしています。

これまた納得です。

  

  

2008年4月23日放映の

その時歴史が動いた ”古事記”誕生 日本最古の古書の謎

より聞き書きします。

  

ナレーター(松平定知さん!):「古事記」誕生から500年。

  日本の政権は天皇を中心とする朝廷から武家へと変わります。

Rimg0532

  現存する最古の「古事記」が書き写されたのは、

  14世紀の南北朝時代のこと。

Rimg0534

  天皇家が分裂し戦乱が日本をおおう中、

  国が一つにまとまることを誰もが願った時代でした。

   

  明治時代。

  「古事記」は広く一般の人にも読まれるようになります。

  当時の歴史の教科書には「古事記」や「日本書紀」に基づく

  国の成り立ちが示されていました。

  「天照大神(アマテラスオオミカミ)は、わが天皇陛下の

  ご先祖にてまします」

Rimg0525

Rimg0526

Rimg0527

  天皇を中心に国民がまとまる近代国家を造るため、

  明治政府は神話を求めたのです。

Rimg0528

   

  そして人々に浸透した神の国の意識は、

  昭和に入り戦時体制の確立に大きな役割を果たしました。

Rimg0529

Rimg0530

  

  そして現代。

  「古事記」に描かれた神話は、子どもたちの読むおとぎ話に

  姿を変え、今も読み継がれています。

Rimg0531

   

  (中略)

  日本人の内面に神の存在を宿らせ続けている「古事記」

  時に私たちを翻弄(ほんろう)し、時に私たちを支える。

  そして今も日本人の奥深くに横たわっています。 

 

  

 

「古事記」とどうつきあうか?

過去の歴史を踏まえて、授業で紹介していきたい。

コメント

コメントを投稿

最近の写真

  • Img_8263
  • Img_8265
  • Img_8266
  • Img_8262
  • Img_7924
  • Img_8261
  • Img_8034
  • Img_7812
  • Img_7811
  • Img_7809
  • Img_7808
  • Img_7807

楽餓鬼

今日はにゃんの日

いま ここ 浜松

がん治療で悩むあなたに贈る言葉