カルピスは「Since1919」
今日は8月12日。
この夏は、カルピスをよく飲んでいます。
そのボトルを見ると・・・
Since1919とあります。
来年で100年なのですね。
ちなみに1919年(大正8年)の7月7日が
カルピス販売スタートの日。
ちゃんと7月7日は「カルピスの日」になっています。
1919年は、よく覚えた年代です。
歴史上何があったのか覚えていますか?
順を追て主な出来事を見ていきます。
3月1日 朝鮮で「三・一独立運動」
日本からの独立運動。
5月4日 中国で「五・四運動」
抗日・反帝国主義の大衆運動。
6月28日 ベルサイユ条約締結
第一次世界大戦の勝者連合国と敗者ドイツが締結した条約。
この条約が結果的に、ヒトラーの台頭を促した。
7月7日 カルピス販売開始
カルピスの歴史については、
カルピスのHPがわかりやすいです。
その中で気になった記述を引用します。
1923年
ドイツ商業美術家救済事業として
ポスターデザインを募集(春頃)
1924年 2月
オットー・デュンケルスビューラー図案の黒人マークの
「カルピス」広告を新聞で初めて掲載
(*1990年1月、差別問題から自主的に使用を中止しました)
黒人マークとはこれ↓
このマークのもう少し詳しいいきさつが
次のサイトにありました。
黒人マークは1923年(大正12年)に制定されたが、
これは第一次世界大戦後のインフレで
特に困窮している美術家を救うため、
ドイツ、フランス、イタリアでカルピスの
ポスターの懸賞募集が行われた。
その中から選ばれたのが黒人マークで、
作者はドイツのオットー・デュンケルスビューラーという
図案家であった。
黒人マークは1980年代になると国際化時代の背景から
人種差別的な問題を提起されたり、黒人差別をかかえる
国々から反対意見を展開されるようになり、
企業イメージの面で不利ということで1990年に使用を
中止することとなった。
このマーク、私には覚えがあります。
1990年使用中止ですから、
当然ですね。
困窮している美術家を救うためというのは初めて知りました。
何にでも理由(わけ)あり。
何にでも歴史あり。
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