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2018年2月20日 (火)

言葉に敏感な子の質問攻め/「嘗て」「挙って」「剰え」「丫」他

今日は2月20日。

  

給食の時間に、「先生、『あまつさえ』ってどういう意味なの?」

と聞いてくる不思議な男の子がいます。小学4年生。

何が不思議かって?

どこで「あまつさえ」という言葉に出会って、

それを記憶し、こうやって質問してきたのか不思議です。

「いったいどこで『あまつさえ』に出会ったの?」と聞くと、

「テレビ」とのこと。

その子は「あまつさえ」の漢字も知っていました。

「剰え」です。

「剰え(あまつさえ)」の例文を調べました。

Yahoo!知恵袋 から引用です。

 

「あまつさえ」の例文です。

その意味は「悪いことに悪いことが重なります。」

「風邪気味でふらふらし、あまつさえ昔痛めたひざの痛みまで

出てきてもう歩くのは困難だった。」

「あの男は私たちを家から叩き出し、

あまつさえ私たちの荷物を外に投げ捨てたりもした。」

「あまつさえ」というのが古めかしい表現なので、

思い切って時代を昔に設定しての例文の方がふさわしいかもしれません。

「右腕に刀傷を受け、あまつさえ左肩には矢が深く突き刺さっていた。

しかし、猿田彦は必死の抵抗を続けていた。」

by sarutahiko52さん

  

  

ある日は「いやがうえにも」でした。

どういう意味なの?

即答できず。

調べました。

ことわざ・慣用句の百科事典

  

意味は「そうでなくても十分なのに、ますます」

例文

1.相手が昨年の優勝者だという事で、いやが上にも闘志が湧いたのだった。

2.彼女が見に来るというなら、いやが上にも頑張らないといけない。

3.これだけのメンバーがそろえば、いやが上にも番組は盛り上がるでしょう。

 

 

その男の子は漢字が得意です。

どこかで次のような漢字に出会って、

それを記憶しています。

そして私に聞いてきます。

「先生、〇〇って、漢字でどう書くか知ってる?」

  

その子が話題にした漢字を書いていきます。

 

「鷺」(さぎ)

「巫山戯る」(ふざける)

「お呪い」(おまじない)

「嘗て」(かつて」

「挙って」(こぞって)

  

最後はこの字。「丫」

これも漢字。

わかりますか?

私はぜんぜんわかりませんでした。

その子に聞くと、「あげまき」だと教えてくれました。

「あげまき」って何?

調べました。

ニコニコ大百科 によると、

漢字「丫」の意味は

「あげまき、あげまきにした人、つのがみ、二又の木の枝。」

「あげまき」は髪型。「総角」とも書く。

童子の髪型の一種で、髪を左右で分けて耳の上あたりに髷(まげ)を

結ったもののことだそうです。

 

Photo 佐藤嘉洋オフィシャルブログより

 

  

言葉に敏感な子どもだと思います。

これらの言葉と、どのように出会っているのかが、

興味津々です。

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