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2018年2月 4日 (日)

「驚きももの木20世紀」その5/Come Fly with me

 

今日は2月4日。

 

前投稿に引き続き、

1993年10月29日放映の

驚きももの木20世紀 チャレンジャー爆発」をここに書き留めます。

 

 

いよいよ打ち上げです。

番組の写真を並べます。

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次の瞬間だ。

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ナレーターの森本レオさんが、この大事故を伝えます。

 

ナレーター:高度1万6千メートルで起こった大事故。

  一瞬の時を置いて、

  現実の悲惨さが誰にも伝わった。

  事態は最悪だった。

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  ひとつ、またひとつ、

  チャレンジャー号の残骸が海に落ちていく。

  肉親を、友人を目の前で失う。

  観客席はどうにもならない悲鳴で埋まった。

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  だが、その中で1人、毅然としていた女性がいた。

  オニヅカの母だった。

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  「泣かないで皆さん、泣かないで。

   私は皆さんがいるから大丈夫。

   どうか泣かないで」

 

  

エリスンさんが母に送った言葉を、弟さんが紹介してくれました。

ディスカバリー号成功後の渡されたものと思われます↓

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お母さんへ

僕の夢を信じてくれたことに

多くの愛と感謝を込めて。

あなたの助けがなくては

これは成し遂げられなかった。

母さんい一緒に飛ぼうよ。

(Come Fly with me)

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お母さんの証言。

息子がいないのは淋しいけれど

一人だけじゃなく 

仲間6人と一緒に逝ったのだから

あの子は幸せ者ですよ。

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ここで映像は終了。

その直後の三宅裕司さんの顔。

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この顔は覚えていました。

チャレンジャー打ち上げから爆発までの大事故を見て、

そしてエリスンさんの言葉、お母さんの言葉を聞くと

この顔になってしまうのです。

目が奪われ、心も奪われてしまう映像なのです。

  

「強いなあ、お母さん」

三宅さんはそう言います。

  

立川志の輔が言います。

 

本当に、お母さんというのが最後まで

印象に残りますね。

もしあそこで、お母さんが、

「雑貨屋は私一人でやっていけるんだから、

 あなたはあなたの夢を追いかけなさい」

と言わないで、

「あなたがいないとこの雑貨屋はやれないし、

 私のそばを去らないで」

と言っておけば、ひょっとすると、

オニヅカさんは今、生きてはいるかもしれないけど、

その夢は一切何もできない、実現されていない。

 

 

周りの人の助けを受けて努力することで、夢は叶う。

この番組のテーマはここだと思います。

  

つづく

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