少々脱線?ホシガラスの番組より・・・のどをふくらませるホシガラス
今日は8月27日。
仙丈ヶ岳登山の報告を書いていますが、
8月25日の夕方、仙丈小屋からホシガラスが
さかんにハイマツ上を飛んでいるのを見ました。
撮影にも挑戦しました。
↑ホシガラスが飛んでいるのがわかりますか?
部分をアップします↓
しっぽのところが白いのでよくわかります。
ハイマツとホシガラス。
あの番組を思い出します。
今年の2月27日に放映された「ワイルドライフ 北アルプスの四季
雲上の森を作った!」です。
この番組、とてもよかった。
でもこのブログに書きとめていませんでした。
登山報告の途中ですが、この番組について紹介したいです。
高い山に登るとハイマツはおなじみです。
今回の登山でも、仙丈ヶ岳の頂上近くでは、
ハイマツの中を歩いてきました。
そのハイマツとホシガラスが非常に関係が深いことを知りました。
ちなみにホシガラスとの出会いは10年前でした。北アルプスで。
※ここでも道草 (8月)24日 珍しいものを見ることができた日(2007年8月27日投稿)
夏。ホシガラスが何かを食べています↓
ハイマツのマツボックリです↓
厚いカサの下に種子が入っています。
ホシガラスはその種子を、長いくちばしでほじくり出して食べます。
マツボックリは秋になると熟して茶色になります。
他の木のマツボックリは、秋になると
厚いカサが開いて、中から羽のついた種子が落ちます。
しかし、ハイマツのマツボックリはカサが開きません。
厚い皮を取ると、中に種子があります↓
取り出します↓
種子はさらに厚い殻(から)に覆われているので、
道具を使って割ります。
そうすると、このような形の種子の中身が出てきます。
これがホシガラスの好物なのです。
栄養たっぷりの種子なので、他の動物もほしがります。
あのライチョウも食べるそうです。
ホシガラスが、1日に必要なエネルギーは、
マツボックリの種子200個分なのだそうです。
これはマツボックリ10個ほどです。
秋になると、のどをふくらませたホシガラスが見られます。
↑比較すると、のどのふくらみがよくわかると思います。
なぜのどがふくらんでいるか?
マツボックリの中から種子をほじくり出したホシガラスは、
カラを割らずにそのまま飲み込みます。
ホシガラスはのどに袋があって、
種子を150個ほど入れることができるそうです。
のどにたくさんの種子を入れたホシガラスは、
岩場に向かいます。
岩場で何をするかは次の投稿で。
つづく
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