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2017年8月28日 (月)

ホシガラスの番組より・・・山のあちこちに種子を埋め込む


  

今日は8月28日。

  

前投稿に続いて

2月27日に放映された「ワイルドライフ 北アルプスの四季

雲上の森を作った!」より。

  

秋。のどにハイマツの種子をため込んだホシガラスは、

山の高い位置にある岩場に行きます。

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岩場に着いたホシガラスは、のどの袋からひとつずつ種子を口に出し、

地面に埋めたのです。

種子は、飲み込まれることを前提にしているようで、

他のマツのように羽がついたりしていません。

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シラビソの枝や幹にも、ハイマツの種子を埋め込みました。

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こうして、1羽のホシガラスは、約1000個の種子を

山のあちこちに埋めるそうです。

貯食(ちょしょく)と呼ばれる、食べ物を貯える行動だそうです。

  

  

ホシガラスを研究している西教生(のりお)さんです↓

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西さんを中心にするグループは、冬場、ホシガラスの巣を探しました。

ホシガラスは、雪の降る厳しい冬に繁殖すると予想されているが、

実際に巣で子育てする様子は、あまり観察されていません。

冬場に雪深い山の中腹まで来る人が少ないからです。

  

そして西さんたちは、巣を発見します。

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冬場。子どもたちに与えているエサは?

実は、親鳥は、秋に枝や幹に埋め込んだ種子を掘り出して、

カラを割って中身だけ飲み込んで袋にためて、

子どもに与えていたのです↓

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枝や幹に埋め込んだ種子は、冬に繁殖するための栄養と、

子どもに与えるエサになったのです。

  

ホシガラスの天敵であるタカの繁殖は、

春です。

その頃タカは栄養が必要になります。

ホシガラスの子どもが餌食にならないように、

冬場に繁殖して、タカの繁殖期には、

子どものホシガラスも飛んで逃げられるようにしていると

考えられています。

そのためにハイマツの種子をあちこちに埋め込むわけで、賢いですね。

 

つづく

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