5年前、平重衡役を演じていた俳優さんでした。
今日は8月5日。
8月3日放映のドラマ「遺留捜査」より。
この日重要な石橋啓介役を演じたのは辻本祐樹さんでした。
娘が役者の名前がわかった時に、ポロリと言いました。
「あ、やっぱり、この人『平清盛』で重衡(しげひら)をやっていた人」
「平清盛」と言えば、2012年のNHK大河ドラマ。5年前。
娘は当時「平清盛」をしっかり見ていました。
私も見ていましたが、今回、役者を見て平重衡役をやった人とは、
全く気がつきませんでした。
平重衡役の辻本祐樹さんです↓
「NHK大河ドラマストーリー 平清盛 完結編」(NHK出版)より。
平重衡と言えば、東大寺の大仏殿を炎上させた人として有名です。
東大寺の大仏が燃えるという事件は、私には興味津々なことです。
5年前もそうでした。
※ここでも道草 今晩大仏殿が炎上する(2012年12月9日投稿)
わくわくして大河ドラマ「平清盛 第48回」を見た覚えがあります。
第48回の内容は次のサイトの方が詳しく書いています。
※世事熟視~コソダチP 『平清盛』第48回「幻の都」★大仏を燃やして空気は読まず~重衡(辻本祐樹)
ここを読むと、ドラマの映像がよみがえります。
重衡は清盛に次のように報告していました。
上記サイトから引用します。
(大仏殿炎上の報に)平家一門も沈痛な面持ちで集まっています。
知盛(小柳友)は父・清盛がキレたら拙いと考えたのか
「重衡とて、大仏様まで燃やすつもりはなかったでしょう。」
宗盛(石黒英雄)は「強き風に煽られたのでございましょう。」と、
重衡を庇います。
しかし意外にも清盛は弱気で「天は平家を見放した」などと力なく呟くだけ・・・。
そこに重衡(辻本祐樹)が帰還してきました。
その場の空気を読まずに、意気揚々と
「父上、南都を攻め、悪僧の首四十九を討ち取り、
また一人を生け捕りにしましてござります。
思いがけず火が風にあおられ、伽藍を焼き尽くしてしまいましたが、
なぁに、天もお許しくださりましょう。
我らが焼いたは仏にあらず、仏を盾に狼藉を働く不埒者どもにござります。
これを抑えられるは、我ら平家のみ。
どこにも劣らぬ強き武門の我らをおいて他にはおらぬと、
世に示しましてござりまする!」 悪びれもせず思いっきり元気よく爽やかに報告。
なんちゅう”バチあたり”な奴や。 これには、さすがの清盛も口が半開き・・・。
-◆-
重衡の”元気いっぱいの報告”を聞いて目をつぶって黙り込んでいた清盛でしたが
「重衡・・・」と呟いて立ち上がりました。
いよいよ重衡にキック連発かと思いきや、
清盛は「ようやった・・・ようやった」 一同唖然。
(『吉本新喜劇』なら、チャーリー浜や桑原和男たちのギャグで全員がコケる場面。)
このような文章がWeb上にあるのがうれしい。
あのシーンを思い出します。
辻本さんが「遺留捜査」に出演したことで、
東大寺大仏殿が炎上した事件を復習できました。
いい機会と考えて次のサイトも読みました。
※東大寺・御朱印 奈良県・東大寺の大仏殿の「由来・歴史・見どころ・仏像(画像付き)」でご説明!
大仏殿が燃えたのは2回。
重衡が燃やした「治承の兵火(南都焼討)」、
戦国時代の「永禄の兵火」です。
そのことも説明してあります。
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