午前中5時間授業!
今日は5月7日。
今回はブログのサイドバーにある「教材・教具のネタ帳」からの引用。
午前中の授業を4時限から5時限に増やす小学校が増えている。福岡市では2016年度までに約2割が実施しており、新学期から少なくとも4校が導入。福岡県うきは市でも取り入れる学校がある。各時限の合間の休み時間を一部ゼロにし、登校時刻も前倒しして児童と教員に放課後のゆとりを生み出す。2020年度の新学習指導要領に伴う授業時間増にも備える。
「先生たちの働き方改革なんです」。本年度から午前中5時限にする愛宕浜小(福岡市西区)。森宏介校長(59)は打ち明ける。
小学校は1時限(1こま)が45分間。毎朝午前8時半から読書などに充てていた「朝タイム」を「朝の会」に改め、10分前倒し。合間の休み時間(昼休みなどを除く)も0~5分にする。「実際はトイレ休憩や体育の着替えの時間を随時取ることになる」(森校長)見通しだが、6時限まである日の下校時刻は25分早まる計算だ。
授業自体は勤務時間内に終えても、その準備や保護者対応で残業が常態化している教員たち。森校長は「わずかでも勤務時間内に教材に目を通す時間を増やしたかった」と狙いを語る。
家庭訪問などで昼までに授業を終える日もあり、5時限にすれば消化授業数を増やすことが可能。教員が午後から出張する場合、これまで自習に充てていた時間も減らせる。
文部科学省によると、現行の学習指導要領は授業時間数を規定している一方、休み時間を含めた時間割は学校側の「弾力的な編成」を認める。
近年の学力低下傾向を受け、各校が土曜授業や夏休みの短縮に踏み切っているのに加え、新学習指導要領では小3以上に週1こま、英語(外国語活動)が上積みされる。年間授業時間数は週5日制の完全導入(02年度)前の水準に戻る。道徳の教科化やプログラミング教育の必須化も始まり、教員の多忙に拍車が掛かるのは間違いない。
福岡市教育委員会によると16年度、午前中を5時限にした小学校は全143校のうち32校。福岡市西区に本年度開校し、午前中を5時限とする西都小は「子どもの集中力は午前中が高い。放課後の時間の余裕は学習に充てたい」、うきは市の千年小は「授業時間の確保につなげたい」としている。
◇ ◇
各学校の工夫増える
文部科学省教育課程課の石田有記専門官の話 新学習指導要領を見据え授業時間を確保するための工夫の一つといえる。今後、各校でさまざまな工夫が増えるとみられる。東京では1こま40分授業を午前中に5時限やるような小学校もある。ただし、トイレ休憩などで授業時間にロスが生じた場合、その分を別の時間に振り替えるなど、年間を通して必要な時間数を確保するよう努めてほしい。
以上、引用です。
「教材・教具のネタ帳」は、日々あちこちからいい資料を
持ってきて紹介してくれるサイトです。
すごく勉強になるのですが、出典元がよくわからない時があります。
今回も明示されていなくて、探しました。
ここでした↓
下校時間が25分早まることについて・・・
授業自体は勤務時間内に終えても、
その準備や保護者対応で残業が常態化している教員たち。
森校長は「わずかでも勤務時間内に教材に目を通す時間を増やしたかった」
と狙いを語る。
教材研究の時間はほしいとずっと思っています。
授業は勤務時間内に終えるけど、
いろいろな事務仕事や、最も大事な教材研究は
勤務時間外なのです。
”常態化”? 当たり前にしたくない。
東京では1こま40分授業を
午前中に5時限やるような小学校もある。
授業時間を短くするのも、いい手だと思う。
たかが5分。されど5分。
子どもの集中力を考えると、短い授業時間は考えるべきだと思う。
現状打破のためには新しい発想が必要だと思った記事です。
今日は連休最終日。日曜日。
朝の6時30分から朝食。
出勤します。午前中、集中して仕事をしてきます。
登山の誘いも断ってです。ああ、今日は好天。
休みに仕事を追いかける。
おかしいとは思っていますよ。
でも、常態化に加担している私です。
午前中5時間授業の話は以前からあり、魅力的ではあります。実施にはクリアーしなければならない課題が多々あります。愛宕浜小(福岡市西区)の例でいうと、1・2時限、4・5時限の間に、休み時間(5分間)は確保すべきです。これは児童にとっても教師にとっても保障すべきもので、次の準備のためにも必要です。かつて1・2時限、3・4時限連続の勤務体制を経験しましたが、授業がだらだらと延びたり、トイレも我慢したりしました。結局1年度限りで元に戻したことがありました。愛宕浜小の場合、給食開始の時刻がさらに10分遅れてしまうのを解消するため、業間をカットしたとしか思えません。これを解決するためには、1時限(1コマ)を40分にすることが必要でしょう。①8:20-9:00②9:05-9:45③9:50-10:30<20分間休憩>④10:50-11:30⑤11:35-12:15 おまけに、3時限後の休憩20分間を設けることができました。15分間と20分間とは大違いで、特に職員には実質の休憩がとりやすくなります。午前中に5時限(5コマ)は低学年には体力的にも気力的にもきついので、1~3時限を2時限(2コマ)とし、余裕をもたせるとよい。つまり、午前4時間授業、午後1時間授業となり、これまでと大差ない。。①8:20-9:00②9:05-9:45③9:50-10:30は、2コマとなり、中高学年と異なる時間帯とし、ういた時間を読み聞かせ・自由読書などに活用することも可能です。なお、実施するには前年度に3か月程度は試行してみる必要があるでしょう。
投稿: kurarin max | 2017年5月 8日 (月) 08:49
しっかりしたコメントをありがとうございます。
40分授業にするのは賛成ですが、
削った5分はどうしますか?
6時間授業で、集めると30分間。
これをなしにしたいなあ~。
投稿: いっぱい道草 | 2017年5月 8日 (月) 22:00