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2017年4月 9日 (日)

テレビで勉強/若い医師たちの心の支えになった先輩医師

  

今日は4月9日。

  

前投稿に引き続き、3月19日放映の「NHKスペシャル シリア 

絶望の空の下で閉ざされた街 最後の病院」より。

  

クドゥス病院の若い医者たちの心の支えになっていた医師がいました。

  

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多くのベテラン医師が去った後も、アレッポに残って治療を続けた

小児科医のワシーム・マアズさんです。

どんな厳しい状況にあっても、笑みを絶やさない優しい医師でした。

 

3つの病院を掛け持ちし、休む間もなく

子どもたちの治療に当たっていました。

決して弱音を吐かない姿勢を、若き医師たちは学びました。

  

証言

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マフムード・ザアザアさん。

マアズさんはいつも「シリアの未来を担う子どもたちを救わなければ」

と言っていました。

常に子どものために尽くしていました。

いつ空爆されガレキの下に埋もれても

おかしくない状況でした。

そんな場所にずっと残ることは

強い信念がないとできないことです。

  

  

マアズさんが亡くなった時の様子が、

監視カメラの映像に残っていました。

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昨年4月の映像です。緑の服を着ているのがマアズ医師。

この日も夜遅くまで治療に当たっていて、

建物の外に出ようとした時でした。

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マアズ医師が画面の左に消えた直後、

そちらの方から大きな音とともに爆風。

画面全体が砂埃だらけになりました。

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空からの爆弾が、すぐ近くで炸裂したのです。

マアズ医師は即死でした。

  

証言

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ハムザ・ハティーブさん。

兄を失ったのも同然でした。

マアズさんとは、家族よりも長い時間を過ごしてきたからです。

半年くらいは、ショックから立ち直れませんでした。

しかし、彼の仕事を放りだすわけにはいきません。

子どもの患者がいる限り、その志を受け継がなければいけないと

思ったのです。

 

若い医師たちの頑張りは、このような背景があったのです。

  

ナレーター:志半ばで倒れたマアズ医師。

  アレッポ中がその死を悼んだ。

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マアズ医師の命を奪った爆撃の翌日の病院の映像写真です↓

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病院スタッフが総出で病院の修復をしてる姿が

映像に映っていました。

病院は壊滅的な被害を受けていましたが、

しかし、ここを離れようとする医療スタッフはいなかったそうです。

 

  

真似できないことです。

マアズ医師のように、本当に命を懸けて手本を示した人。

このような人のことは、広く多くの人が知るべきだと思いました。

それがマアズ医師に報いる(むくいる)ことだと思います。

だから私もブログに載せました。

もしかしたら私のブログで初めて

マアズ医師のことを知る人もいるかも。

  

  

笑みを絶やさない。

弱音を吐かない。

せめて子どもと接しているときは、そうありたです。

(つづく)

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