テレビで勉強/アレッポ内部で撮影を続けた男性
今日は4月8日。
シリアで起こていることを知らなくてはならないと思ったのは、
最近のことです。
シリアのことは前投稿でも書きましたが、
3月にも書きました。
※ここでも道草 テレビで勉強/シリアの「ホワイト・ヘルメット」(2017年3月21日投稿)
私の場合はまずはテレビで学びたいです。
3月19日放映の「NHKスペシャル シリア 絶望の空の下で
閉ざされた街 最後の病院」を見ました。
録画しておいて、いつか見ようと思いませんでした。
「いつか」と思っていると見ないですんでしまうこともあり。
それじゃあダメだと思いました。
一刻も早く知るべき内容だと思いました。
翌日は見たと思います。
番組冒頭は、このように始まりました。
画面には空爆で破壊された建物。
そこに画面右から男性が現れます。
カメラはその男性自身がセットしたものでしょうか。
カメラのレンズを拭く様子が映ります。
ナレーター:外部と遮断され、外国メディアも入れなくなった街。
1人の男性が世界に向け危機を訴えようとしていた。
男性:国際社会は何も・・・・
これだけ話した時に、上空で飛行機の音。
男性はカメラの前から姿を消します。
空爆に備えて避難したのでしょうか。
近くで空爆で建物が壊れていく音がしている中、
再び男性がカメラの前に立ちました。
男性:すぐ近くが空爆でやられた。
空爆に対して国際社会は何もしてくれない。
私たちは記録し続ける。
シリア国民は日々殺されている。
ナレーター:ミラド・シェハビさん。
元々は女性カバンのデザイナーだった。
ミラドさんが住むシリア第2の都市、アレッポ。
内戦中、戦いが最も凄惨を極めた場所だ。
反政府勢力が最大の拠点を置くこの街を、
去年、アサド政権の軍が包囲。空から集中爆撃を浴びせた。
ミラドさんは、包囲された街の内部の様子を、刻銘に記録していた。
その映像は5か月間に及ぶ。
仲間たちと命がけで撮影を続けた場所があった。
包囲され嵐のような爆撃を受けた場所で、
最後の一つとなったクドゥス病院。
医師も医薬品も足りない中での絶望的な治療。
↑小さな子への指での心臓マッサージ。
衝撃の映像でした。
ミラドさんは、空爆の様子を目で追いながら、
カメラの前に立っていました。
いつ自分のところに爆弾が落ちてくるかわからない状況での
撮影でした。その緊迫感が伝わってくる冒頭の映像でした。
ミラドさんは言います。
ミラドさん:罪もない人々が連日殺されていく現実を
伝えたかったのです。
私にできることは記録することだけでした。
番組はミラドさんの映像を中心に、
現在シリアで起こっていることを伝えていました。
次の投稿でも書きます。
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