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2017年4月 8日 (土)

テレビで勉強/アレッポ内部で撮影を続けた男性

  

今日は4月8日。

  

シリアで起こていることを知らなくてはならないと思ったのは、

最近のことです。

シリアのことは前投稿でも書きましたが、

3月にも書きました。

ここでも道草 テレビで勉強/シリアの「ホワイト・ヘルメット」(2017年3月21日投稿)

私の場合はまずはテレビで学びたいです。

3月19日放映の「NHKスペシャル シリア 絶望の空の下で

閉ざされた街 最後の病院」を見ました。

録画しておいて、いつか見ようと思いませんでした。

「いつか」と思っていると見ないですんでしまうこともあり。

それじゃあダメだと思いました。

一刻も早く知るべき内容だと思いました。

翌日は見たと思います。

  

番組冒頭は、このように始まりました。

  

画面には空爆で破壊された建物。

そこに画面右から男性が現れます。

カメラはその男性自身がセットしたものでしょうか。

カメラのレンズを拭く様子が映ります。

  

ナレーター:外部と遮断され、外国メディアも入れなくなった街。

  1人の男性が世界に向け危機を訴えようとしていた。

男性:国際社会は何も・・・・

  

これだけ話した時に、上空で飛行機の音。

男性はカメラの前から姿を消します。

空爆に備えて避難したのでしょうか。

近くで空爆で建物が壊れていく音がしている中、

再び男性がカメラの前に立ちました。

  

男性:すぐ近くが空爆でやられた。

  空爆に対して国際社会は何もしてくれない。

  私たちは記録し続ける。

  シリア国民は日々殺されている。

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ナレーター:ミラド・シェハビさん。

  元々は女性カバンのデザイナーだった。

  ミラドさんが住むシリア第2の都市、アレッポ。

  内戦中、戦いが最も凄惨を極めた場所だ。

  反政府勢力が最大の拠点を置くこの街を、

  去年、アサド政権の軍が包囲。空から集中爆撃を浴びせた。

  ミラドさんは、包囲された街の内部の様子を、刻銘に記録していた。

  その映像は5か月間に及ぶ。

  仲間たちと命がけで撮影を続けた場所があった。

  包囲され嵐のような爆撃を受けた場所で、

  最後の一つとなったクドゥス病院。

  医師も医薬品も足りない中での絶望的な治療。

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↑小さな子への指での心臓マッサージ。

衝撃の映像でした。

  

ミラドさんは、空爆の様子を目で追いながら、

カメラの前に立っていました。

いつ自分のところに爆弾が落ちてくるかわからない状況での

撮影でした。その緊迫感が伝わってくる冒頭の映像でした。

  

ミラドさんは言います。

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ミラドさん:罪もない人々が連日殺されていく現実を

  伝えたかったのです。

  私にできることは記録することだけでした。

  

番組はミラドさんの映像を中心に、

現在シリアで起こっていることを伝えていました。

次の投稿でも書きます。

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