現在の生活のBGM/絵本「9番目の戦車」
今日は9月13日。
生活のBGMは2枚のアルバム。
1枚は以前紹介した映画「KANO~1931海の向こうの甲子園~」の
サントラ。
朝の教室では、このサントラの中の「黒土の力」をガンガンにかけて、
気持ちを高めています。
もう1枚。HYとBIGMAMAのコラボアルバム「Synchronicity」
この中の「Sweet Dreams」がお気に入り。
通勤の自動車内はこの曲ですね。ここで聴けます↓
YouTube: BIGMAMA "Sweet Dreams" MV
この曲で、前向きになってみませんか?
絵本「9番目の戦車」
以前、占守島で朽ちた日本軍の戦車の映像を見ました。
※ここでも道草 草木が生い茂った中での占守島の戦いだった(2015年12月2日投稿)
かつて戦場だった場所で、
今も朽ちている戦車はどれくらいあるのでしょう。
その戦車が、かつては人を載せ、戦いました。
その人たちは、どうなったのでしょう。
その戦いはどんな戦いだったのでしょう。
日本の戦車は、アメリカの戦車に比較して、貧弱でした。
苦しい戦いだったと思います。
想像力をかきたてられます。
この絵本は、そんな想像力で書かれた作品でしょうか。
やっぱり、厳しい戦争の中、この戦車に身を寄せ合って、
頑張った人たちがいたことを見せてくれました。
作者のときたひろしさんは、元警視庁刑事だったという人。
刑事をやめて絵本作家になったようです。
「9番目の戦車」がデビュー作。
※参考:英語教育を心配する前に 「9番目の戦車」復刊リクエストのご協力を 今の日本の教育に足りないものを補う絵本として超オススメ
上記サイトによると、2004年に出版されたこの絵本は、
現在絶版中。したがって、希少本になっているそうです。
アマゾンで手に入れようとすると、中古品で1万円前後していました。
定価は1300円(税別)です。
なので、上記のサイトの人は復刊を望んでいました。
私は図書館で借りて読むことができました。
私にとって特に印象に残ったのは、
アメリカ軍の戦車と一緒に朽ちていくシーン。
日本軍の戦車「タンクロウ」が語ります。
それから(戦闘後)ぼくは、この海の見える丘で、
もうずーっと港を見ている。
初めは口もきかなかったけど、
となりでやられた敵の戦車とも、
今はもう友達だ。
彼の名はロッキー。
いろんな話をしながら、
もう何年も、
何十年も一緒に海を見て過ごした。
だから寂しくはないんだ。
たまに、牛や子どもも遊びに来てくれる。 (35p)
「夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡」
ですね。
お薦めの絵本です。
小学6年生の歴史の授業で、太平洋戦争のことを教えたら、
この本は読み聞かせできます。
P.S.
アマゾンのコメントで、
「9番目の戦車」が復刊されたことが書いてありました。
引用:アマゾン
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