東京での研修あれこれ14.ICTは福神漬け
今日は8月20日。
8月9日・10日は発達協会主催の
「2016実戦セミナー M ICTを用いた指導・支援」の報告です。
18日に引き続き、4番目の講義である
【パソコンやタブレット端末が苦手な先生のためのICT機器活用入門
/小川修史(兵庫教育大学大学院学校教育研究科】より
〇「ネガティブストレス」
・ネガティブストレス
読み書きが「できない」見通し
学習が遅れることに対する不安や劣等感
努力に対する見返りの少なさ
・ではストレスがない方がいいかと言うと、そうではない。
やる気につながる「ポジティブストレス」もある。これは必要。
〇男性が喜ぶ魔法の言葉
何でもほめるのでは、子どもはしらけてしまう。
とにかくほめるのが通用するのは3歳まで。
その後は上から目線での褒めは、通用しなくなってくる。
※この視点は新しい!
※でもこれは難しい。その子の過去と比較して良くなったことを、
心底「いいぞ」と思ってほめればいいのかな。
見落とされがちな写真の威力。
〇女性が喜ぶ魔法の言葉
・必要なのはアドバイスではなく、できたことへの共感。
女性は男性にいっさいアドバイスを求めていない。(笑)
・魔法の言葉のまとめ・・・「認める」と「共感」
※この2点は重要です。
〇ICT入門 とりあえず、カメラを使えばよい。
・見通し支援 ・記憶支援 ・カコとの比較
・カメラ機能を利用するだけで、立派なICT活用といえます。
・写真を見せることで、周りから注目され、ほめられたりもする。
反応も得られる。コミュニケーションがとれる。
〇ICTはカレーの福神漬けみたいなものである。
・福神漬け:食べたいと思う気持ちを増幅させてくれる存在。
・ICT:やりたい気持ちを増幅させてくれる存在
ただし、アナログでも良い。
・決して、福神漬け(ICT)が主人公になってはいけない。
〇小川先生の著書
・「発達障害のある子どもたちのためのICT活用ハンドブック
~特別支援学級編~」
・これはWeb上で読めました。
絵が多くて読みやすいけど、大事なこともたくさん。
でもこれって、学校で見たことあったけなあ。
きっと学校にあるぞ。今まで見ていなかった。
この講義を聴いて、見る気になったのなら、
講義に出た意味がここにもあった。
〇小川先生は「講演は随時受け付けております」と
資料に書いておられました。
地元に来てもらって、地元の小中学校の特別支援教育担任の
先生たちと話を聞きたいと思いました。
〇小川先生のブログ 講義で紹介してくれました。
まだしっかり見ていないけど、ここに入口(リンク)を設けました。
以上で小川先生の講義のまとめは終了。
最後に香川大学の坂井聡先生のまとめをします。
今日中に終えたい。もう講義を聴いてから10日が経ってしまう。
コメント