厄介な「キリアサ」
今日は8月27日。
最近2種類の植物の名前を、「みんなの花図鑑」で尋ねました。
共通していた言葉が「キリ」でした。
1つ目は、先日投稿したこの植物。
この植物の名前は、「キリアサ」でした。
「イチビ」という名前の方が標準和名だそうですが、
なぜか「イチビ」は「みんなの花図鑑」では「禁止ワード」のようです。
したがって回答にあった名前は「キリアサ」です。
「植物図鑑 撮れたてドットコム」 に次のように書いてありました。
イチビは,放棄された畑など肥沃なところに生える帰化植物。
インド原産でもともと繊維をとるために中国経由で渡来し,
江戸時代以前から栽培されていたらしいが,
現在各地に野生化しているものは,
その後渡来したものと考えられている。
和名の由来はわかっていない。
別名のキリアサは,葉がキリに似ている麻の意。
「Wikipedia イチビ」 にも興味深い説明がありました。
一部引用します。
夏から秋にかけて径2cmほどの黄色の花が
葉腋から上向きに咲く。
果実は半球形で、11~16の分果が環状に並んでおり、
熟すると縦に裂ける。
腎臓型の種子は茶色で、毛が密生する。
種の皮は硬いため20年近くにわたって発芽能力を保持する。
そのため、一度地面に落ちると何十年にも亘って
発芽し続ける(シードバンク)。
かつて栽培されたものは山村などで野生化しているのが見られるが、
果実は黄白色に熟する。
近年畑や空き地の雑草として急に増えてきたが、
これは果実が黒くなり、遺伝的にも在来種と異なることが示されている。
アメリカから飼料などに混って最近侵入し、
繁殖力が強いため短期間で増えたと考えられている。
北アメリカでは畑の難防除雑草として問題になり、
また牛の飼料に多量に混入すると
牛乳に異臭がつくといった被害が出ている。
アレロパシー作用もあり、イチビの侵入により
ダイズやワタなどの作物の収量が大幅に減少するという。
日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100に
選定されている。
また、外来生物法により要注意外来生物に指定されている。
厄介な植物のようです。
「アレロパシー作用」とは、ある植物が他の植物の生長を妨げる
物質を放出することであり、ますます厄介です。
そんな要注意外来生物が、身近な休耕畑にやって来ていました。
私が撮影した時には、小さなつぼみ状態の花でした。
調べてみて、2㎝の花が咲くとあったので、
再び撮影に挑戦しました。9月23日のことでした。
いくつか咲いていました。
↑あらためて見て、たくさんキリアサが成長しているなと思いました。
その時に気がついたのは、葉っぱの変形です。
葉っぱの一枚が異様に大きくなり、何かを包むようになっています。
なぜ?と思いましたが、包んでいる中身を見ませんでした。
少々勇気が足りず。トホホ。
でも次回は頑張るか!?
もう1種類の「キリ」は次の投稿で。
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