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2016年7月30日 (土)

正岡子規の選択/もうちょっと褒められてから死にたい

 

今日は7月30日。

  

前投稿に引き続いて、

7月21日放映の「英雄たちの選択 生きた証か 見果てぬ夢か

~近代文学の祖 正岡子規の選択~」より。

 

明治29(1896)年、

28歳で「余命わずか」という宣告された正岡子規。

子規の選択は2つ。

【その1】

生きた証を残す(写生句の普及)

【その2】

見果てぬ夢へ踏み出す(日本語の革新)

  

どちらを選ぶか?

その回答。

Rimg9383  

斎藤環(たまき)さん。精神科医。

調べたところ1961年。ここにも1961年生まれがいました。

斎藤環さんが選んだのは、【その1】 「生きた証を残す」

Rimg9381

発言を聞き書きします。

  

わたくしは1ですね。

生きた証を残すという方向ですね。

2と答えるのがカッコいいというのはよくわかるんですよ。

でもですね、考えていただきたい。

まだ30代半ばですよ。

余命宣告を受けている。

この無念さたるや、相当なものがあると思うんですよね。

子規につい知れば知るほど、

(中略)

その無念さに負けてしまう。

確実で、俳句で革命を起こすのは、

確実な成果につながるであろうと予測できますし、

ひょっとしたら結果もある程度見てから、死ねるかもしれないと。

承認欲求が強い人間は、

もうちょっと褒められてから死にたいと思う気持ちが

どうしてもあると思うんですよ。

なので、1を選ばざるを得ないかなと思います。 

Rimg9384

Rimg9385

「結果もある程度見てから死ねる」

「もうちょっと褒められてから死にたい」

この発言はいいなあ。

共感しても、にが笑いしてしまうような発言です。

  

自分もそう思うだろうなと思いますが、

でも次の投稿に載せる磯田道史さんの発言も共感できます。

  

  

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