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2016年2月11日 (木)

シリーズ真田丸9.無能な人に対する対処の仕方をトレーニングしてきていない

  

今日は2月11日。

  

1月14日放映の

「英雄たちの選択 大坂の陣400年 真田幸村・決戦へのジレンマ」

を見ました。

  

大坂の陣に駆けつけた真田幸村。

豊臣方の中心になる武将たちが、老獪だが実戦経験の乏しい武将ばかりで

当てが外れます。中心は大野治長でした。

幸村の作戦の提案はなかなか受け入れられませんでした。

  

ゲストの中野信子さんの発言に、

磯田道史さんが刺激されて発言する場面が印象に残りました。

  

中野:真田幸村という人は、戦術としては天才なんですけど、

   政治的センスはまるでないというのがすごく残念だと思っていて、

   この老獪な人々を押しのけて自分の意見を通すということを、

   しないんですよね。

   真田家のサイズが小さかったことと、

   よく兵が訓練されていたことがあって、

   無能な人に対する対処の仕方をトレーニングしてきていない。

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磯田:ああ、それは言えるかもしれない。いや、それは興味深い。

   というのは、江戸時代に入ってからの書物でよく出てくるのは、

   大野治長が言葉を全部言い終わらないうちに、

   真田が発言を始めるとこう書いてあります。

   あのう、つまり、割り込んでいるんですよ。

   もう聞いてられないと。

   しかし、向こうは上司ですよね。馬鹿にされたと思いますよ、それは。

   その辺の配慮のなさというのが、実は、かっこいい幸村の

   う~ん、弱点というか悲劇性を生む姿だったかもしれません。  

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こういう見方もあるのですね。

中野信子さんの見方は、いつも新鮮で面白いです。

「英雄の選択」によくゲストで出てきます。

今回はどんな視点で言ってくるかな?と注目しています。

この放送でも期待に応えてくれました。

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