ドラマ「科捜研の女 第6話」しみ抜きのシーン
今日は11月28日。
10月18日放映の「この差って何ですか?」では、
コンビニの差をやると言うので録画しておきました。
そのコンビニの話よりも面白かったのがしみ抜きの話。
ただ録画を消してしまったので、その写真を載せたり、
聞き書きをしたものをここに載せることはできません。
きっとHPで過去の放送のダイジェストを載せてくれると期待して、
録画を消してしまいました。
ところが、HPに「過去の放送内容」と言うコーナーがありながら、
10月18日のところを見たら、
「放送内容は後日更新予定です。お楽しみに」
と書いてありました。残念。
調べたところ、今日現在9月6日の放送内容は書かれていました。
待ち遠しいです。
↓ここを時々クリックして、放送内容が公開される日を待ちたいです。
しかし、ブログを書いている人の中には、
私と同じように、テレビ番組を記録する人がいます。
調べたら、10月18日放送のしみ抜きのことを記録している方が、
何人もいました。その中の一人のブログです↓
※話題を探る!洋服についた醤油しみ・油シミを熱湯と〇〇で簡単に落とす!
くわしくはこのブログを見てください。
内容を簡単にまとめると次のようです。
・しみの部分に湯の蒸気を下から当てる。
・しみの部分に漂白剤を塗り、なじませる。
・漂白剤を塗って、お湯で流さないのは、お湯だと漂白剤が薄まるから。
・蒸気なら薄まらずに、漂白剤の効果が高い。
・油汚れのしみは、しみの上に油が載っていて、漂白剤の効果が落ちる。
・その油のバリアを取るのがクレンジングオイル。
・先ほどと同じように蒸気を使い、クレンジングオイルを使って、
油を分解してから漂白剤を使う。
・このやり方は、クリーニング屋さんが教えてくれた。
以上です。
なぜ今更、録画を消した番組の話をと言われるかもしれません。
(あまり言う人もいないかな)
実は11月26日放映のドラマ「科捜研の女」第6話に
しみ抜きの場面が出てきたのです。
その場面と、「この差って何ですか?」がつながったのです。
その場面とはここです↓
榊マリコ研究員(沢口靖子)と土門薫刑事(内藤剛)は、
事件の捜査で「工房 串本」を訪れます。
ここでは着物のしみ抜きが行われていました。
↑その後に、瓶の口から出ている湯気にしみの部分を当てていました。
「その差って何ですか?」と同じだと思いました。
榊研究員が職人に話しかけます。
榊:それ、しみ抜きをしているんですよね。
職人:(にやっと笑う)
榊:塗っているのは漂白剤ですか?
職人:ええ。と言っても、しみの種類によっていろいろな薬剤を使います。
職人によっても使う薬剤が違うんですよ。
オリジナルの組み合わせなんです。
ちょっと不自然な会話だと思いました。
「漂白剤ですか?」と聞かれたら、「ええ」だけで済むはずなのに、
その後の説明は不自然でした。
聞いてもいないことを答えている感じでした。
こりゃあ、犯人追及の布石だなと思いました。
(布石は布石でした。犯人追及ではなかったけど)
漂白剤と聞くと、「ハイター」などの商品名が浮かびますが、
どのような成分が入っているのでしょう。
ドラマでは、殺された人物の傷口から次のような成分が検出され、
それは漂白剤の成分だとわかるシーンがあります。
「過酸化水素水」
「炭酸マグネシウム」
「珪酸ソーダ」でした。
これらの成分を聞いて、漂白剤と言ってしまう研究員はさすが。
ちなみに宇佐美裕也(風間トオル)研究員でした。
実際のハイターを見てきました。
ところが、ずっと使ってきたボトルだったので、表示がうすくなり、
読めませんでした。インターネットで調べてみました。
衣料用ハイターには次の項目
次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)、水酸化ナトリウム(アルカリ剤)
液体の塩素系漂白剤では次亜塩素酸ナトリウムが使われるようです。
作用が強力なため、衣料だと色柄物には使えないようです。
そこで登場するのが酸素系漂白剤。
こちらには過酸化水素水が使われます。
ドラマは着物のしみ抜きだったので、
色柄物にも使える酸素系漂白剤ということだったのでしょう。
炭酸マグネシウムは過酸化水素水と組み合わせて、
黄色くなった繊維を白くする効果があるようです。
※参考:クリーニング用薬品の性質と用途について 過酸化水素水の説明
珪酸ソーダを加えると、安定剤・分散剤の役割をするそうです。
ドラマがきっかけで漂白剤の勉強ができました。
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