ススキの話その3/ススキの葉ののこぎり歯を観察
今日は9月19日。
ススキをさっそく探しに行ってきました。
やっぱりありました。見ていなかっただけのこと。
写真の場所と、もう1か所でススキを採取。
葉を解剖顕微鏡で調べてみました。
2つ前の投稿で引用した文章↓
ススキの葉で皮膚が切れやすいのは、
ガラス質のトゲがのこぎりの歯のように並んでいるからである。
※本「身近な雑草の愉快な生きかた」(ちくま文庫)より
これを確かめるためです。
うれしいことに、ケイ酸でできたのこぎりを見ることができました。
半透明の小さなのこぎり歯でした。
葉のどこにもついているわけではないようです。
触ってみて、引っかかる場所を見てみると、発見しやすかったです。
写真に撮ってここに載せたいと思いました。
しかし、解剖顕微鏡で見た通りにはいきません。
でものこぎり歯の様子はわかるかな。
別の葉
これはどっち向きに歯がついていると思いますか?
葉の付け根に向かうと引っかかるようになっていました。
つまり動物がこの葉を食べようと
葉先の方から口に入れていくと、
のこぎりの歯に引っかかるというわけです。
(あくまでも予想です)
子どもたちに連休中の宿題として、
「生まれて初めてのことをして、日記に書いてくる」というのを
課しました。
私にとって、ススキの葉ののこぎり歯の観察は、
生まれて初めてのことでした。
子どもたちに課しただけでなく、私自身もやってみました。
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