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2015年9月 3日 (木)

「ハロー・ディア・エネミー」そして「砲火」(アンリ・バルビュス著)

 

今日は9月3日。

2学期は子どもたちの読書への興味を高めたいと、

いろいろやっていきたいと思っています。

そのうちの一手。

  

2008年4月25日放映の「おはなしのくに ② ハロー・ディア・エネミー」

見せました。

Rimg3487  

今は亡き蟹江敬三さん(2014年3月30日没)の名調子。素晴らしい。

影絵も効果的でした。(影絵制作は吉田ユニさん)

原作はこの本。  

Photo

( グードルン・パウゼバンク著/くもん出版)

この本を買ったはずなのですが、見つかりません。

早く見つけて、子どもたちに読ませたいなあと思っています。

少しは興味を持っているうちに・・・・

 

この「ハロー・ディア・エネミー」を調べていたら、また興味深いことを知りました。

まずはここを見ました↓

プルフィの日記 絵本 「ハローディアエネミー」Comments

そこから引用。

  

(前略)ある時、両方の将軍がいなくなり、

水浴びに川に降りてきたお互いの兵隊たちは、

どちらもただの人間であることに気付く。

やがて、一緒に村をつくって暮らし始める。

いつの世も、お互いの真実を見えないようにさせ、

敵意を煽るのは上のお偉いさんたちで、

庶民はどちらもただの人間同士なのだろう。

アンリ・バルビュスの『砲火』のラストシーンも、

大洪水で泥まみれになった兵隊同士が、

お互いがどちらの側かもわからなくなり、

似たようなことを思うシーンがあったのを思い出した。

この視点は、大事にしたいとあらためて思った。

『砲火』について全く知らなかったので、調べてみました。

同じ方が書いています↓

プルフィの日記 アンリ・バルビュス『砲火』を読んでComments

  

今日、アンリ・バルビュスの『砲火』を読み終わった。

これほど鮮烈な感動を文学作品で受けたのは久しぶりだった。

全篇すごいが、特にラストは、本当にすごかった。

多くの人に読まれ、語り継がれるべき、第一次大戦を描いた文学の最高峰と思う。

著者のバルビュスは、実際に志願して最前線に赴き、激戦を戦った人物。

この作品は、その実体験に基づき、負傷して担ぎこまれた病院の中で書かれたそうである。

そのため、一次大戦の兵士たちのリアルな様子が描かれていて、本当に興味深かった。

(中略)

バルビュスの『砲火』は第一次大戦を描いた文学として

一応今でも有名なのかもしれないが、実際に読まれることは今日少ないようである。

多くの人に、きちんと読まれ、語り継がれるべき本だと思う。

  

  

最初と最後の文章を引用してみました。

しかし、その間にはたくさんの『砲火』からの引用文と

サイト制作者の文章が埋められています。

読みごたえのある文章でした。

この本のことを、あるいは著者のバルビュスの思いを

少しでも他の人に伝えたいというサイトの制作者の気持ちが

にじみ出ていました。

  

  

次のサイトにはこう書いてありました↓

アンリ・バルビュス 「砲火」 戦争の悲惨・大衆の覚醒――フランスの側からの反戦小説

  

これは、ドイツの側からの「西部戦線異状なし」に対応する、

フランスの側からの“反戦”小説である。

   

映画にもなった有名な小説「西部戦線異状なし」(レマルク著)は読みました。

ここまで調べると、『砲火』が読みたくなりました。

地元の図書館にはありませんでした。バルビュスの本は『地獄』のみでした。

注文しよう。

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