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2015年8月31日 (月)

親子共倒れ・・・生きていくのが苦しい生活

 

今日は8月31日。

  

父親の誕生日。

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84歳!

耳が遠くなって、会話がスムーズにできませんが、

ボケることなく、毎日庭仕事をしています。えらい!

  

  

昨晩放映の「NHKドキュメンタリー 老人漂流社会 

親子共倒れを防げ」はショックでした。

子どもがいたら老後は大丈夫・・・とはいかない世の中に

なってきたのかと思いました。

子どもの世代が非正規雇用で働いていると、

親が引退して老後の世話をしようとした時に、

十分な給料をもらえずに大変になるといった理由でした。

不景気で子どもが職を失って、親元に戻ってくるパターンもありました。

親の年金に頼る生活。ギリギリの生活。

子どもがもどって来なかったら、生活保護を受けられて、

医療費や家賃を援助してもらっていました。

しかし、子どもが戻ってきたことで、生活保護は打ち切り。

脳梗塞の恐れがあるのに、病院に行くお金がなく、

必要な薬を飲まずにすごす老人。

食べるのがやっとの生活。

300円弱の弁当を「高いなあ」と言って食べている老人。

  

働き口がない子どもたちを養うために、70歳になっても働く父親。

「希望なんてないですよ」という老いた母親。

  

生きるのがとても苦しそうな人たちの姿は、

ズッシリ心に残ります。

世の中、華やかな人たちは目立ちます。

しかし、日々こんな苦しい生活をしている人がいます。

  

寝たきりの母親を看病する息子。

その息子も66歳。7年前に看病のために仕事もやめる。

息子さんは体調が悪いのに、誰にも頼らず親の世話をしていたが、

ついに倒れて亡くなってしまう。

母親は、その息子を呼びつつ布団から這い出てきて、

廊下で力尽きて低体温症で亡くなってしまう。

人里離れた場所にある家であったので、

発見されるまで数日かかってしまう。

息子さんは、重い肝炎を患っていたことが、死んでから判明します。

  

う~ん、日本、どうなっちゃっているんだ。

  

わが家だって、子どもたちが将来就職できるかどうか?

いやいや、もし今自分が倒れたら、きっとたいへんなことになります。

現在の生活がとても不安定なものに思えてきてしまいました。

こうやって働けること。

親が元気なこと。

もちろん家族が元気なことに感謝しないといけない。

  

昨晩の投稿に書いたように、今あること、今できることに感謝。

  

  

親子共倒れを防ぐためには、親子が別々にすごすのが解決策。

親は施設に入る。

子どもは就労援助を受けて仕事に就く。

共倒れにならないためには、親子は離れ離れにすごすのが

現時点の最良の手のようです。つらいことです。

どうにかならないのか。考えさせられました。

見るとはなしに見始めた番組でしたが、他のことに手がつかず、

最後まで見てしまいました。

  

  

再放送は9月1日の深夜。

9月2日の午前0時からです。

※参考:NHKスぺシャル 老人漂流社会「親子共倒れを防げ」

このサイトに下のようなコーナーがあります。

私は「考えさせられた」に1票投じました。

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