「やりたいことは、今すぐにやれ!」の引用/ネガティブ借金
今日は8月30日。
夏休みが始まる時に、このブログの目標を書きました。
※ここでも道草 目標は2本/1日 7月15日の夕焼け(2015年7月18日投稿)
数の目標は4472本としました。
今回の投稿が、4460本です。
残り2日です。できるかな?
「やりたいことは、今すぐにやれ!」(有川真由美著/PHP研究所)
この本からの引用2回目です。
※参考:ここでも道草 「やりたいことは、今すぐにやれ!」の”まえがき”(2015年8月13日投稿)
あなたが「すぐやれない」のは、「やりたい」ではなく、
「やらなければ」と思っているから。
「やらなければ」の背景には、やることが「面倒」「たいへんそう」
「時間がかかりそう」「楽しくなさそう」といった、
マイナス方向へのたくましい想像力があります。
つまり、やろうとすることへのマイナスの”恐れ”が邪魔して、
一歩を踏み出せないのです。
やろうと思えばできるのにやらないのは、
だれかに強制されているような
不快感があるからではないでしょうか?
自分で決めたことなのに。
たとえば、「マラソン大会に出られたら楽しいだろうなぁ。
よしっ、そのためにランニングをしよう」と決意しても、
その不快感から、こころも体も無意識に「やだーっ」と、
ストライキを起こし、テレビやインターネット、ゲーム、
寝ることなど、ラクなことを選んでしまうのですね。
人生における「やりたいこと」よりも、
今「やりたいこと」を選んでしまうわけです。
つまり、あなたの人生にとっての「大きなよろこび」よりも、
今だけの「ちいさなよろこび」を選んで行動してしまうということ。
たいへん後ろ向きな理由で。(中略)
自分自身への言い訳をあれこれ考えて「しょうがない」
ということにしてしまったり、なかったことにして、
目をそむけたりしてしまえば、なかったことにして、
目をそむけたりしてしまえば、それで一件落着のようにも思えます。
でも、それは一瞬だけ。
あとから、「今日もできなかった」「やっぱ、私ってダメだなぁ」という
罪悪感や自己嫌悪の気持ちが、フツフツとわいてくるでしょう?
それは、「大切なこと」だったからです。 (69~70p)
ここまでの文章は、どこかで読んだような文章です。
しかし、次からが、この著者らしい内容になっていきます。
いちばん怖いのは、そんなやることへの”恐れ”や、
やらなかったことへの”罪悪感””自己嫌悪”
といったネガティブな感情を、つぎつぎに積み重ねてしまうことです。
ちょっとキツイようですが、先送りというのは、
いわば、「失敗体験」なのです。
「あ~あ、やれなかった」と、自分の意図したことを
実行できなかったという意味では、「失敗体験」。
「ダメですね!はい、減点!」と、減点主義のように、
自分の中に失点を積み重なっていきます。
その結果、なにかやろうとしたときに、力が出ません。
やれる”自信”がないからです。
私たちの無意識は、あなたができることなのか、
できないことなのか、ちゃんとわかっています。
「これまでの経験上、あなたはできませんね」と、ジャッジしてしまいます。
これから先、「いや、そんなことはない。今度こそ、これだけはやる!」
と思う大切なことが出てきたとしても、
やっぱり”恐れ”が邪魔してしまうのです。
意識は「ちゃんとやろう」と思っていても、
無意識は「あなた、これまでもできなかったじゃないの!」
と信用していないので、アクセルとブレーキを
いっしょに踏んでいるようなもの。
結果が出ないだけでなく、なんとなく楽しくない不快感が
つきまとうことになります。
一見、損はしていないようでも、
一番大事なことを失っていることになります。 (72p)
さらに著者は「ネガティブ借金」という言葉を登場させます。
行動できなかったことは、よくない気分になるだけでなく、
「失敗体験」として、自分を信頼できない
「ネガティブ借金」になっていきます。
ちょっと借金しただけで、不安になります。
たくさん借金を重ねれば「どうせできない」と最初からあきらめたり、
「もう、いいや」と自暴自棄になったりしてしまうかもしれません。
そんな人には、よくないことが起こりやすくなり、
乗り越えるハードルも高く、いざやろうとすると、
いつもの何倍もの気力を要します。
ときどき、なにをするのも腰が重く、
「面倒くさい」と言っている人がいますが、
そんな人は、「ネガティブ借金」を重ねすぎて、
「失敗スパイラル」に陥っているのです。
当然のことながら、夢も実現しにくくなるでしょう。 (75p)
じゃあ、どうしたらいいの?
そのことについて書かれた文の引用は次の投稿で。
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